どうも前田です。
ようやく Final Exams in Fall Term 2018 が終わりました。
いやー、ドキドキの連続でしたね。
秋学期はこのブログ開始して初めての学期ということでちょくちょく近況報告(ほぼ弱音吐くだけ)してた上、学期の初めにざっと説明してましたね。そういえば。
jin-athletic-thrapist-at-wpg-ca.hatenablog.jp
でも、こうやって全てを終えた上で語るとまた変わっていると思うので書きます。
この秋の学期は 主に3rd year の授業をメインに履修してます。
Human Physiology
前にも述べた通りほぼ一年時に履修した Biology Faculty による Human Anatomy & Physiology の復習です。なのであまり目新しいものはなく殆どが「あぁ〜これね」って感じの繰り返しです。マジなんでこれ AT Stream の Degree Requirement に入ってるのか謎に思えるくらいただの復習です。
でも、先生は凄く優しくていい人でした。質問とかする人大歓迎って感じでしたね。あういう人がATの教員だったら良いなぁ。でもウィニペグ大学のATの教員みんな良い人。癖はあるけど(笑)。
なので、あまりこの科目は苦労した覚えがありません。
3年目にして要領を覚えた前田には時間をかけなくてもイケる科目扱いでしたね。**(最終成績はまだ全くわかりませんので聞き流してください)
注意: この科目は冬に受講する Exercise Physiology の Prerequisite なので一応70%(B) 以上はとらなくてはいけません。
Assessment of Upper / Lower Sports Injuries
若いイケメンのフランス人OBが Lecture & Lab 両方の講師を務めたのですが、やっぱり若い講師にもメリットは多くあります。自分の学生時代に感じた改善点というか学校の内容とプロになってみてのギャップをなんとか縮めたいと言って、色々とExtra なことを教えてくれました。
現ウィニペグ大学のATプログラムに新しい風を吹き込むのは彼含めたその世代だと思います。若く情熱に溢れた講師に教えてもらえて自分は幸運でした。
また、彼はウィニペグ大学で初めての留学生でのAT卒業生でして、自分のことも同じ留学生ということで気にかけてくれてます!早く2人目になってくれと言ってくれました!
他の国からの移民でATになった人は結構いますが、留学生として卒業した人はかなり稀だそうです。実は自分の一個上に韓国人のAT留学生いたようですが、ドロップアウトしたみたいです。現実は甘くないですね。
指導内容は
- History Taking methods
- Observation (ex. Posture)
- ROM (Range Of Motion) Test => Active, Passive, Isometric
- Special Test
- Dermatome, Myotome, & Reflex
- Palpation (Landmark)
と言った感じです。
これをレクチャーで理論を学び、Lab で実際にペアでやってみるといった感じです。
で、Final Practical Exam は History taking から一連の流れを一通りやってみる感じです。まあそこそこストレスフルな状況でのテストでしたね。まずは何の怪我なのかを推測し、その推測に基づいて、テストを取捨選択していくという感じです。
モチベーション持って、好奇心高くやっていれば、自ずと力がついていくと思います!先生とクラスメイトに恵まれていました!
Sports 1st Responder
これですよ。キングオブストレスの原因。あの、Ben による熱血かつ苛烈な授業です。前回も言いましたが、これはただの大学の科目だけでなく「Red Cross 1st Responder」の講習&受験を兼ねているんです。Ben による多少のアレンジがそこをより困難にするんですけどね。Ben が求める基準は Red Cross が定めるものより高いそうです。
Final Written Exam のマークシートのパートは実際の Red Cross certificate の試験でして、他の Short answer & Long answer はベンのオリジナルです。
このマークシートのところを80%以上取らないと Certificate 貰えません。
Final Practical Exam。これが難関です。これもパスしないと Red Cross certificate は貰えません。その Certificate がないと実習 (Practicum 2) に進めません。つまり科目履修が息詰まります。
どういう実技試験なのか。
- まず、5分間の使用する部品の準備。
- その後、ざっとした状況説明の紙を読み上げる。(ex. バスケの試合中のリバウンドで選手が倒れている)
- 部屋を退出して合図を待つ
- 呼ばれて部屋に入り、傷病者に駆け寄り、試験スタート。
- 20分間ベストなパフォーマンスを行う (人手を借りることは可能だが、その際 Bystander (AT学生) は何の知識もない素人のフリをするので全てを説明する必要アリ)
- 20分後に救急車が来て(そういう設定) 状況説明を行う。
その間天井にあるビデオで録画される&ベンがずっと見てるというストレスしかない状況です。テスト終わってゴム手袋外したら、手汗びっしょりでした(笑)。後は襟もびっしょりでした(笑)。
U of W の名物科目だけあって、過酷です。去年の秋学期の受講生の85%はこの実技試験に落ちたそうです (有名な実話です)
一応不合格者への救済措置はあるようです。じゃなきゃオワッテル。
現時点で前田はまだ筆記、実技両方の結果を知りません。おそらく1月になると思います。正直知るのが怖いです。本当にシャレにならない授業です。
Taping & Splint
はい。テーピングの授業です。テーピングに関連する怪我と実際のテーピングの理論の説明をします。あとちょくちょく外部の人呼んでました。
何ていうかやけに楽しい授業でした(笑)。自分は本当にテーピング大好きなので、至福の一時でした。
ただ、実技試験はテーピングだけすれば良いだけでなく、
History taking => Observation => general assessment (ROM test) => Palpation => Preapplication tasks => Taping application => Postapplication task
と言った流れです。
もう実技試験の結果出たんですけど、そこそこ点数引かれてました...
もう試験終了後即フィードバック貰えるので、その内容からめっちゃ悪いんじゃないかとめっちゃ怯えてたんですがそこそこ思ったより悪くなかったので安心しました。
全体的まとめ
このタームはもう実技実技実技な日々でした。テスト前には実習室で毎日誰かしらにペアをお願いして練習しました。そしてその実習室は実技試験の練習をするAT学生で溢れてました。そこでクラスメイトと初めて話したりもしました。
何ていうか、「これぞAT学生って感じじゃね?」と半分楽しんでいる自分がいました。苦しいは苦しいんですが、2年間の基礎ばかりの科目に比べたら専門性高くて、実際に実技を磨いていくこのタームは本当に「充実していた日々」と言えると思います。
クラスメイトも本当に顔なじみだらけになり、やっと同期といえるくらいになりました。
私前田の認知度も格段に上がったことも印象的でした。なのでやっと自分が U of W AT program に受け入れられたんだなと思いました。
そういう学期でした。
ただ、反省も当然ありまして、「解剖学の復習をもっとしておくべき」でした。忘れるのはしょうがないですが、それを忘れたままにしておくのはダメですね。定期的にやっていきます。もったいない。
以上 Fall Term 2018 でした。
ではでは。