カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

ATとしてRMTライセンスを取得するメリット~良いことしかない~

どうも前田です。

お久しぶりです。バレンタインデーでしたね。ほぼ苦々しい思い出しかないなあ。へっ。

以前の投稿で自分がトロントエリアにあるRMTスクール、つまりマッサージセラピストのカレッジに通い始めたという報告をしましたが、これが今年の6月あるので今はひたすら勉強と実習時間稼ぎに集中してます!

この実習時間稼ぎがオタワ在住の自分には過酷で。。。

12月なんかはトータルで2週間以上ずっとオタワを離れ学校にて実習時間稼ぎをしてました。中には一日13時間ひたすらマッサージ実習をした日もあり、さすがに終わってから体が鉛のように重かったです。。。

全ては総実習時間350時間のためですが、まあきつい。でも自分の将来のためにはやるしかないと腹くくってます。

そんなRMTプログラムですが、ちょっとATの時のように解説しようと思います。

 

Registered Massage Therapist とは。

自分が住むオンタリオ州では26職種ある、州で州法認可されているヘルスケアプロフェッショナルの一つです。セラピストでいうと、他にはフィジオ、カイロプラクター、鍼&東洋医学師も含まれています。ATは含まれていません。繰り返します、ATはこのカテゴリーに含まれていません。ここ大事。ATはRegulated ではないのだ!ケベック州のATがもうすぐRegulated されるとのことで羨ましい。。。

専門性。何する人?

オンタリオのマッサージセラピストを管理する College of Massage Therapist of Ontario (CMTO) のウェブにある Scope of Practice によると。

The assessment of the soft tissue and joints of the body and the treatment and prevention of physical dysfunction and pain of the soft tissue and joints by manipulation to develop, maintain, rehabilitate or augment physical function, or relieve pain.

とあります。ここでのキーワードは Soft Tissue ですね。それに続いて Manipulation & Rehabilitate とある。この文を読んだ後には「あれ、スパとかエステで見かけるマッサージと違うかな?」と思われると思います。そうです、違います。カナダでの正式なRMTによるマッサージというのは治療行為として州法に定められています。

ATである自分はこう見る

「ATとScope of Practiceほぼ一緒やん。やること変わらんやん。」これが非常に重要で、RMTだからみんながイメージするオイル使って背中をさするようなことをする必要はなく、既にScope of Practiceが似ているATとして自分がやっていることをそのままRMTとして治療すればいいんです。何も自分のスタイルを変更する必要はなく、あるとしてもマイナーなことに過ぎません。

むしろRMT取得でできることがATよりも広がる

鍼 (Acupuncture) の使用が可能になる。

RMT習得後にCMTOが載せている RMT向け鍼 のコースを修了すれば、鍼を治療の一部として使用出来ます。これにおける制限は「RMTの治療の範囲の中での使用」で、これもRMTの Scope of Practice がATそのものと同じなので、全く持って制限になりません。

自分は将来的にカレッジに通って、フルタイムで学び直して鍼のスペシャリストになる予定もなく、自分が学びたいものはいわゆるスペシャリストから見たら「浅く広く」の内容で、どうしても手技では解決が難しそうな時に奥の手として使えたらというのを考えています。中には、患者さんや選手の中で鍼が好きな方もいるかもしれないので、そういう時にも出来たら助かるなと。治療の選択肢として持っておきたいところです。

超大事:Insurance Coverage がほぼ100%ある

これが絶対的な理由ですね。ATは大多数の人のプライベート医療保険のプランに含まれていないので自費治療になります。無理。もう生計立てるのは無理。

これまで色んな自己研鑽して、自費でもいいからどうにかして欲しいという方々も治療し、少しは助けられたかなと思えたりもしましたが、いかんせん絶対数が少ないです。一回治療させてくれば分かってもらえる自信も少しはありますが、その一回目がとても高いハードルです。

この国の医療システムではプライベートの医療保険に組み込まれないセラピストは稼ぐのがとても難しく、自分ではAT単体で稼ぐのは無理と判断しました。

稼げるのことの重要性

ポジティブサイクルを回せる

RMTとしてクリニックで収入爆上げ=>金銭的余裕が生まれる=>労働意欲UP=>気になっていたセラピーコースや講習会に喜んで参加=>結果が出る=> 収入UP etc...

経験値が上がる

多くの方を診て経験値を上げて、実力があがり、それでまた評判上がって多くの方が来て。。。という。そういう未来があると思います。

大人になったんです。

20代の貧乏AT生活に飽きたし、将来のこともあるので。ちょっと家賃暴騰が止まらないカナダで15万程度のアパートに住めたらなと思います。

プロスポーツにおいてのチャンス拡大

ATとしてだけでなく、RMTのポジションにも応募できるのはチャンス広がるな~と思ったりします。あったら嬉しいな程度の話ですが( ´∀` )。

とりあえず夢はそこそこに学校と実習頑張る

気合いだー--------!

最後に

7月末から1か月間日本にいます!ちょっと手術して入院するので、どこまで遊べるか少し不明ですが連絡ください~!

ではでは。