カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

CATA大変革

どうも前田です。

以前の投稿で述べた、今年決定したCATAの大変革について説明したいと思います。

これが自分のブログ始めようと思ったきっかけです。要は「みんな!チャンスだぞ!」ということです。

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資格試験

以前まで論理試験に加えて存在した実技試験は廃止されました。

これに伴い、従来のスーパーバイザーを一人の有資格者にお願いして、みっちり練習して、実技試験という流れはなくなりました。

実技試験の廃止は自分が三年前ウィニペグに来てすぐにプログラムディレクターに質問したら、近いうちに廃止になるよと言われ本当かなと思いましたが、昨年末に日本の恩師に確定らしいよと言われ驚きました。

色々実技試験にも事情があるようで、アメリカのBOCと同じ形になるらしいです。

つまりは筆記のみの試験を受けるのだと思われます。

 

実習時間

従来のフィールド600時間+クリニック600時間の合計1200時間の実習義務がなくなりました。

学校外での600時間は必要なくなり、大学のカリキュラムにあるParcticum での600時間で完了です。ただ、そのPracticum (実習)に変更を加えるそうです。

従来の方法ですとほとんどのATプログラム学生は大学卒業後も残りの実習時間を稼ぐ必要があったのですが、(大学が供給するのは合計600時間のみ)この変更で大学卒業したらそのまま資格試験の申請が可能となるそうです。

この変更はビザに苦慮するAT留学生には好都合だと思われます。プログラムの期間によっては卒業後に与えられる就労ビザが1,2年だったりして、その間に資格取得、就活する必要がありますので。

ただ、自分のように学部の学位付きの4年プログラムを卒業したらまた話は別です。自分の場合では卒業後自動的に3年間の就労ビザがもらえます。

この実習時間の長さはATのクオリティー維持に必要でしたが、先述の卒業後の「実習時間を満たす+試験合格」までの空白ともいえる期間が組織上層部にとってもだいぶ問題となっていたようです。そこでATを諦める生徒もいたそうで、そこを防ぐ意味もあったそうです。加えて試験はアメリカのBOCよりも難しかったらしく、一回目落ちるのは普通だったとか。

日本人有資格者はそこを乗り越えたというのは尊敬しかないです。

入学選考

うちのウィニペグ大学のATプログラム内のことですが、今後新たなAT希望者は面接や成績による選考性になるそうです。これは留学生も含まれるのかはわからないです。これはあくまでウィニペグ大学の話ですので、唯一日本人有資格者を輩出している Mount Royal University のAT プログラム選考に関しては全くわかりません

*後日まとめた記事です。

jin-athletic-thrapist-at-wpg-ca.hatenablog.jp 

アメリカで最近あった変革

ここでいい機会なのでアメリATCの取得に関して数年前に行われた変更を軽く述べたいと思います。あとほんの数年後には「全ての人がATC大学院で取得することになります。(マスターエントリー)」

大学学部の四年間でのATC取得は不可能になり、大学学部の四年間に加えて大学院の2年間が必要となります。つまりATC取りたきゃ六年間通う必要があります。

ただ、ここで自分が言っておきたいのはその学部の四年間はアメリカの大学である必要があるのかはわかりません。現に自分の友人、先輩方は日本の順大を卒業して大学院のATプログラムを修了してのATC取得となっています。

そこはまた以前紹介した自分の先輩のブログに詳細な記述があると思います。

Challenge The New World

ではなぜアメリカのことを言ったかというと、もし高校生ならアメリカで今から6年間勉強する必要があるというのは金銭的にも大きな負担になると思ったからです。しかし、カナダのCATを選べば理論上四年間でCATを取得できるんです!(本当はちょっと違う) 

また、少し気になるのはこのアメリカの変更の目的の一つにATC保有者数の調整、つまりATCを減らしたいということがある以上、将来のマスターエントリープログラムは入学することも大変になるのではと思います。

 カナダは?

現状カナダはこのアメリカの流れには乗りません、というか乗れません。カナダのATプログラムの形式が統一されていないからです。カレッジであったり、ユニバーシティであったりと、プログラムの年数、学位の有無も異なります。このことは自分がうちの大学のプログラムディレクターに直接聞きました。

こんなところです。2つの組織の構造改革は本当にここ最近でして、自分が留学したいと最初に思ったときと状況が大きく異なります。なので、慎重に自分で考えて決めてください。無論できれば、カナダで!

ではでは。