カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

カナダのATになりたい際のオススメ学校選び

どうも前田です。

今回は思いつきで生まれた内容ですが、一応カナダの有資格者ATとして2年目の自分が今知っている情報と経験をもとに思うオススメの学校を選んで見ました!

カナダのATプログラムは全部で9校しかなく、そのうち2つはケベック州にあるので日本人には難しいかなという訳で除外!

全部で3つの違うオススメカテゴリーがあるのでもし皆さんが求める要素を満たしていたらそこを考えてみてもいいかも。

ただ、念の為言っておきますが、大前提は「卒業後のATとしての成功は基本あなたの能力、努力によるもの」ということは忘れずに。

 

1. 最短で卒業したいあなたに: Mount Royal University 

アルバータ州カルガリーにある大学なんですが、ここの大学には2つATのコースが有りまして、1つめは普通の学士課程で4年制のプログラム、そしてもう一つが注目の学士を持っている、学部を既に卒業している人向けの2年制コースがあります。

おそらくカナダで最短のプログラムはこれです。二年間のプログラムは他にはありません。ただ、要注意なのはこれは大学院修士のプログラムではなく、卒業しても単なる Certification 修了にしかなりません。そこは念を押しておきます。

このプログラムは日本で既に大学を卒業済の方にとっては一番短期間で良いのではないかと思います。そしてマウントロイヤル大学はほとんどの日本人CATを輩出している学校ですので、日本人の先輩方の力も借りれるかも!

まあ、いずれはこれをウィニペグ大学に染めていってやる。はい、嘘です(笑)。

ただ、言っておくこととして唯一の2年制なのですごーーく入学選考が激戦とのことなので、そこは頑張って!入れたら全て良き!GPA4ないと駄目とか。

2. 北米メジャースポーツで働くチャンスが欲しいあなたに: Sheridan College (York Univ. 有)

カナダでメジャースポーツは、NHL、NBAMLB, MLSのチームがあり、NHLとMLS はカナダの複数の都市にありますが、他のメジャースポーツ(NBA & MLB)はトロントのみです。トロントには全部のメジャープロスポーツがあります。そしてこういうチーム所属のATは地元のATが雇われますね。そして何よりそういう地元のプロチームは地元のATプログラムの生徒の実習先、インターン受け入れ先にもなります。おそらく他の州の学生は受け入れません。もちろん、そのポジションをかけて壮絶な生徒間の競争はあると思いますが、そもそもチャンスがあることが素晴らしい。トロントには2つのATプログラムがあるのですが、自分はその中でも Sheridan College を勧めますかね。
Sheridan College はカナダで一番古いATプログラムです。なので卒業生の数も一番多く、繋がりという意味で大きい部分もあるのかもと、今オタワで働く自分は思います。自分のボスもシェリダン出身ですし、前に働いていた田舎町のクリニックのオーナーもそこ出身でした。結構シェリダン出身の人に会うことが多いですね。あとは、モントリオールにある Concordia 出身もそこそこ会いますね。オタワというバイリンガルな環境故に。

自分も今思うと、プロチームへのつながり的にここ行っとけばよかったかなあとかあります。ただ、トロント圏に住むという生活費と学費のことを考えるとはたしてその選択はできたかは疑問ですね。

YORKに関してはライバル関係のシェリダンよりも歴史が浅いので、そういう面で少しプロチーム関係ではほんの少し後手に回っているかもとは思いますが、もうそんな差はないと思います。むしろYORKはとても大きな総合大学なのでそこの強みはありますね。

3. 新設の承認校でやってみたいあなたに: Acadia University

5月のWFATTのCATA晩餐会では発表されたノバスコシア州Halifaxにある Acadia University の新ATプログラム承認。つまり来年度の生徒が正式な1期生?かも。

歴史の浅いところでやりたいとか考えちゃうマエダのような人にはオススメ。難点はHalifaxは田舎の港町。東カナダの端。だからいきなり英語に不安のある状態で、ここに飛び込む勇気が必要。

僕が思う利点は、おそらく入学選考倍率は高くないはず。だから、お目当てのところがだめでもここならありえるかも。学校も結局は縁だと思いますよ。田舎の総合大学でノビノビやるのも自分はありだと思います。

コネの面に関しては、自分で開拓する行動力が必要ですね。

番外編: もしかしたら力になってあげられるかも: University of Winnipeg

番外編、我が母校。自分は親戚が住んでいること、憧れの教授がプログラムディレクターしている、マニトバ州の移民プログラム等の理由でウィニペグ大学を選びました。後悔はありません。当時はだって今ほどの情報は無く、先輩方もマウントロイヤル大学出身のみなので他の学校についての情報は皆無でした。

だから今考えている人には知ってることを伝えないと!

ウィニペグ大学。どう表現するか難しいです。なぜなら、自分が入学した時と今ではプログラムのシステムが変わり、ATプログラムへの入学選考もついに始まったので(自分の時は選考はなかった)。

他の面では、名物教授の2人がもう定年退職する可能性があるんですよね。自分がカナダまで追いかけた Glen Bergeron と入学して一番強烈な思い出クリエイターの Ben Trunzo. もう60代後半の二人が引退した後のプログラムのクオリティーはどうなるのかと、卒業生として思います。

旧システムだと正直プログラムのシステムとしては抜本的な改善が必要なほどゆるゆる欠陥だらけで、卒業するためにはかなりのサバイバルな環境でした。それが今は他のATプログラムのように入学の選考を作りきちんと構成されてきているのは本当に良い点。

後はレジェンドAT二人がいなくなった後に、どうなるか。想像ができない。良い先生はいますが、強烈な先生はいないから。ウィニペグ大学の良さはやけに求める基準が厳しいところ。これは同じウィニペグにあるライバル大学のプログラムと比較の場面で言われますが、それでも卒業生がよく言うのは「こっちはベンとグレンに鍛えられてきたんだ」というプライド。マニトバのゆるゆると一緒にすんなと。でも二人がいなくなったらそれが無くなる。

個人的には、ウィニペグという土地は留学生には優しくはないのも含め、オススメだ!とはなりません。最後の選択肢として残しておくぐらいでも良いかと。絶対第一希望にはなりません(笑)。

ただ、ウィニペグ大学でしたら母校の後輩ということで自分はサポートします!それだけがアピールポイントかな?

まとめ

カナダのATに興味ある方はぜひコメントなり連絡ください!個別相談しますよ!

ではでは。