カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

超番外編:【後編】

 どうも前田です。

前回の投稿の続きです!

 

jin-athletic-thrapist-at-wpg-ca.hatenablog.jp

 

 

 

語学学校にカナダ人生徒はいない

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これ当たり前ですね(笑)。

カナダ人との交流なんて自分で切り開かない限りありません。U of W ELP だったらLanguage Partner とかを活用して自分で交流する機会を求めないといけません。

基本的に現地の大学生が「あなたELPの生徒なの?え、日本人?友達になりましょう!」と突然向こうから話しかけて来てくれることはそこまで無いです。

皆さんが自分の大学にいる留学生に自分から積極的に話しかけることが少ないように、カナダの人もそんな感じで留学生に興味無い人は全く興味無いです。

ただ、ウィニペグ大学の日本語の授業が人気であることから、日本に興味のある生徒は一定数いるのは確実ですし、自分はそこそこ把握してます。ですから、自分たちでそういう学生達と仲良くなるしかありません。

現地にいれば英語が伸びる=幻想

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これいろんなブログやYoutube で言ってる人いますが、本当にそうです。幻想です。だって全てがアナタ次第ですので。まず言うなら、、、

語学学校でやることは日本でもできるようなもの

そうなんです。大きな違いは「英語を完璧に話す先生が全ての説明を英語でする」ってだけで本場といえど授業でやってることは日本でもできるようなことです。

でも、生徒の発言は全て英語で行わないと先生が理解してくれないというのは大きな良い意味での違いですね。英語で話す必要性がぐっと高まりますからね。

だから、現地の勉強法が何か目新しいものかというとそうでもないんですよ。

しかも短期すぎる

特に1ターム(14週間)で帰国する場合は、英語力の向上を目指すのは大変です。環境に慣れて、 英語に慣れたらもうすぐ帰国なんてことざらだと思います。

それを理解した上で留学に行くなら、より留学中にActive な行動が期待されますよね?

「国際経験」が留学の大きな付加価値

正直、1タームで帰国する場合はこっちを積極的に学ぶべきかもしれません。

海外留学が単なる英会話教室とかと違うのは文化の違いを実際に現地で実感してもらうことだと思います。

北米が「海外」を指しているとは全く思いませんが、カナダでちょっと生活してみて見えてくるものは確実にあると思います。特に日本での生活との比較で際立つと思います。

愛国心

国際経験に関連することですが、国際経験を得ると日本人って2つの方向性に分かれると思うんです。日本をdisるか、日本が良いと思い始めるか。

カナダ、アメリカを見てると日本人の平均より愛国心があって、それをまた普通に公に表現しますよね〜。凄く羨ましいな。

よくテレビで日本を卑下する傾向が政治的な番組であったり、逆にバラエティーだと日本スゴイ!的なのが大量にあったりするんですけど、極端すぎてもっと普通にできんのかいと常々思いますね。

どちらかというと自分は「日本はdisることよりも誇りに思える所が多いなぁ〜」って感じです。日本人であることの恩恵をカナダで常に感じているので、留学に来てなおそういう事 (disる一辺倒) 言う人はわかんないなぁ〜って思います。

多様性を楽しむ

カナダに来るのならぜひとも!とことんDIVERSITY にどっぷり浸かって、人種のるつぼの良い所も悪い所も感じて欲しいと思います。

特にこれから移民政策が活発になる日本の国民として、世界でも屈指の移民国家を経験するのは凄く良いことだと思います。そして、これが日本でも可能なのかと考えてみてはいかがですかね?

人の見極めをしましょう

 これ大事。超大事。この「人」っていうのは現地の友達である場合がほとんどですね。もしくは、現地ではないですが他国から来た同じELPの学生とかです。

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見極め?

カナダで知り合ったその人は本当に信頼できる人ですか?国による価値観の違いはあなたにとって許容範囲内ですか?ってことです。

自分の感覚で説明するなら、日本人のモラルのレベルは70点くらいの最低限のモラルがあるところから個人差で色々出てくる感じで、カナダは人種が混ざっているためか、日本人的観点で言うモラルの振り幅が0〜100点ぐらい極端な感じです。なので信じられないようなクソ野郎から"なんて親切なんだこの御方は!"みたいな人がごちゃまぜです。

何が言いたいかと言うと「皆さんがカナダで会う人が日本のような最低限のモラルを持っている人とは限りませんよ。」ということです。それを皆さんは見極めないといけない。しかも不十分かもしれない英語力をもとに。

そして受け入れられないのならハッキリという。それが大事。

出来るかな?

自分は結構これどうなんだろうと思ってます。なぜならば、、、。

留学に来る日本人の傾向が良く言えば「良い人柄&優しい」、悪く言えば「ちょろい / 影響されやすい」からです。

「そんなの人によるじゃん」という方が絶対にいると思うんですが、傾向はあくまで傾向ですから。「血液型B型は自己中」ぐらいアバウトなもんですから。

良い人柄って?

とりあえず相手の話を聞く姿勢っていうんですかね、そういう所は日本人の良い所だなと思います。結構人の話を聞かないこっちの人多いですよ(笑)

あとは、自分の身の周りの人は良い人だと信じちゃう日本の学生も多いと思います。なので、この友達が言ってるんだからと...なにかやらかします(笑)。

影響されやすいって?

「ノリが悪い/空気が読めない」と思われるのが嫌で、何か後で後悔するようなことを現地の友達にそそのかされてやったり、留学生同士で「せっかくカナダに来たんだから記念に...」といった感じで愚行を犯します。

ちなみに、カナダで合法の大麻ですが、もしカナダで服用したのが日本警察 or 政府に特定された場合、帰国時に空港で逮捕されるらしいですよ。

「留学ハイ」はデフォルト設定

ほとんどの人は留学したら留学ハイ状態になります。特に期限がはっきりしている交換留学生はなりやすいです。旅行と一緒で、カナダで味わう非日常に舞い上がって、色んな面で冷静さに欠けた行動をするんです。気をつけましょう。

これはそうなることを責めているのでなく、「全然留学ハイになってもいいからちゃんと最後は判断できるようにね」という自分からのメッセージです。

僕も5年前に夏の1ヶ月のプログラムでウィニペグ来た時はそれはそれはもう留学ハイになりました(笑)。恥ずかしいくらいに。

まとめ

「留学ハイのデフォルト設定+日本人の特徴」から難しいとは思いますが、ぜひこれを少し頭に入れて安全な交換留学を楽しんでください!安全な国カナダでも日本人が被害を受けた例がそこそこあります!日本が例外的レベルで平和&安全なんだと心してください!

誤解しないで欲しいのは、良い人はもちろん沢山います!ぜひ、そういう人と仲良く楽しんでください!

完璧な発音なんて無いよ

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これが後編で一番言いたいこと。日本人の英語へのハードルを高くしている元凶のような気がします。

各国で発音の癖がある

これELP行ったらすぐわかりますよ。各国で英語の癖があり、それが凄い人は本当に凄い。まさに、クセが凄い。個人的にはインド人の英語は聞き取りづらくて、めっちゃ速い。だから、何言ってるのかわからないことがしばしば。でも、彼らは気にしません。自信たっぷりにだああああああっと喋って、どや!って感じです。で、自分がもう一度聞き直すとちょっと嫌がられる(笑)。彼ら的には前田のリスニング力に問題があることになっているんでしょう。まあ、それもありますけど。

ここで言いたいことは、各国で癖はあるものなんです。だから、発音は良い方が良いだろうけど、そこにとらわれていると意味がないんです。

英語はただの外人と話すための道具なんで、お互いが何を言っているのか分かれば最低限の機能は果たしていることになります。

なので、ジャパニーズイングリッシュ気味な英語も恥ずかしく思う必要は無いです。

これは知っておいてほしいです。

ネイティブ並みが完璧ならばそれは無理に近い

 そりゃ厳しいでしょ。だって置き換えるなら、デーブ・スペクターの日本語の発音は完璧ですか?日本人と遜色ないですか?ちょっと違いますよね。

当然、発音の向上は意識しておくべきことですが、それをネイティブレベルまで上げようなんていうのは完璧主義の弊害丸出しです(笑)。

英語は通じれば最低OKなんです。しかも、交換留学ならばなおさらそこまで発音にこだわることはあまり有益性がないと個人的に思います。

日本にいる留学生で置き換えるとわかりやすいと思います。もし、どこか日本語が拙い留学生が何かを伝えたいとき、おそらく皆さんは何を伝えたいのか推測しますよね?絶対に「この人の日本語発音(アクセント)変だから推測できないわ」とはなりませんよね?

溜まった愚痴

英語を習いたての頃によくある、ガチで発音する同級生を「???」みたいに扱う空気なんなんでしょうね?

そして、ジャパニーズイングリッシュ的発音を自ら固めていって、留学しようとする時に苦労するみたいな。

それで「日本の英語教育は〜」って責任転嫁する人がいるのが笑える。自分でみんなに合わせてジャパニーズイングリッシュ的発音でやってきたんでしょ?

英語の先生に落ち度は無いですよ。先生は指導要領に従うのが仕事ですから。

ただ、せめて英語の教員免許取得の条件に最低1タームの英語圏留学は入れて欲しい。一回他人に教える前に自分の英語はどんなものか検証する機会はあったほうが良いはず。ズタボロになったとしても、それが将来の英語教育への向上心へと繋がるはず。

発音よりも大事な要素はかなりある

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それはですね。「出川力」です。あのイッテQの傑作「はじめてのおつかい」シリーズは皆さん知ってますよね?あれです。あれに出川哲朗魂の英語に全てが詰まってます。いくつか要素を挙げるなら、「積極性、失敗への恐怖心への無さ、うまく伝わらない時のボディーランゲージの工夫、うまく伝わらない時に別の言い回しをすぐに考える努力、恥を捨てる、テンション高めに話しかける」等があります。

ただ、こういうのって意外と"周りに日本人がいなければ" 出来るんです。だから、ELPに日本人が多いことはちょっと困るんですよね〜。これは自分の経験ですが。自分の英語に自信がない時に出川っている所を日本人に見られている状況はまあ嫌ですね(笑)。

でも、馬鹿みたいに高い金払って来たことを考えると、恥とか捨てないと。合計100万近くかかるんだし。

恥を気にして失う成長の機会 <<<<<<<<< 恥を捨てて全力でトライ・アンド・エラーして得る成長  ですよ。

極論は「ゴタゴタ考えてねーで沢山喋れ」です。

最後に。

ここまで読んでくださった方々。もし前田っぽい日本人 (チビデブ&ジャージ姿) をウィニペグ大学で見た時は、たとえ前田がどんな表情&雰囲気を出していたとしても是非気にせず声をかけてください(笑)。傍から見える話しかけてくんなオーラは只ぼーーーっとしてることがほとんどなので。

以上が自分が3年間ELPに関わって思った留学前に考えておいてね一覧でした!まあ、なんだ、最後は度胸一つでなんとかなりますから!

皆さんとお会いできることを楽しみにしてます。

ではでは。