どうも前田です。
では「高校卒業後留学する」パターンについてのお話です。
情報収集が比較的難しい
留学エージェントに頼ることになるんじゃないかと思います。高校卒業時点で、いわゆるATCやCATの知り合いがいてアドバイスを貰える人というのは中々いないと思います。親御さんもエージェントに任せたりしたほうが安心ですしね。留学となるとまずは候補の大学のリストアップ=>ディレクターへのメールでコンタクトといった過程が必要なので、ある程度の英語力も要ります。また、難しいのは学費やら奨学金やらで表には出ていない情報みたいなものがあって、それを留学エージェントは知ってたりするんですが、それを高校卒業の身で自分で知るのは難しいという面もあります。
アメリカの場合:学部のプログラムは廃止=>マスターエントリーへ
アメリカATC留学を考える上でめっちゃ影響のある変更だと思います。修士プログラムへの移行による予算が原因でATプログラム自体を廃止する大学が今後出ます。今は移行への準備期間なのでその確認が必要です。もう志願者の受け入れを拒否している可能性があります。どうでしょうね。
加えてこの移行が完了したら大学院への入学が絶対となるので、高校卒業後行くならば6年間アメリカでの留学が必須となります。そうなると学費がちょっと笑えないくらい大変になるのではないかと個人的には思います。州外への生徒の学費がかなり高いアメリカで6年間通うのは「やべぇ〜。」合計学費だけで1000万円近くもしくは超えるのでは。
これ今考えただけで凄い負担ですね。
カナダの場合:4年制のプログラムがほとんど
自分が編入したウィニペグ大学もそうです。なのでカナダ国内での選択肢はおよそ5校程度になります。学費に関しては留学生は現地学生の3倍ぐらいです。でも現地学生の学費自体が都市によっては高くないので、まだマシかと。少なくともアメリカの大学の州外生徒への学費よりは安いと思います。
他の日本人との交流
高校から留学した人は日本で活動する日本人ATCとの関わりが最初無いと思います。それが人脈という面では少しだけ影響するかもしれません。ただ、今はJATOがあるので最終的には関係無いと思います。
カナダの場合は母数が違うので全く比較になりません。ただ、このブログを見てくれた時点で既に数少ないCAT候補(自分)を発見していますし、また自分が知る限りでは2人今日本で活動されている方がいらっしゃるのでその方々を紹介することができます。人数が少ない分個人個人を認識しやすいのかなとは思います。
本帰国後
自分の恩師が言ってたことですが。「高校卒業から渡った人はよりアメリカナイズされる可能性が高いので、帰国して日本に適応するのが難しい」自分の解釈ですが、高卒から渡るとアメリカの整った環境(法整備、施設、職業的権利等)が己のスタンダードになっていて、帰国して本格的に日本との差を知るということが起こりやすいのかなと思います。またよく言われる帰国子女現象のような欧米的な言動による不一致もあるのかもしれません。18〜22歳というのも人格、言動へ大きく影響を受ける年齢ですからね。
カナダの場合はアメリカと同じ、もしくはCATの仲間が少ない分より適応に不利かもしれません。本帰国して日本で活動する場合を考えると、CATAの知名度の低さはちょっと不利になるかもしれないですね。
以上です。今自分に浮かぶ意見はこれぐらいです。もしこれを読んでくださった方の中で「これもあるぞ」という意見があればコメントで教えてください。
ではでは。