カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

カナダのCATとは?〜ATはアメリカだけじゃない〜

こんにちは。前田です。

時間があるうちに一気に書こうと思います!

このブログは目的を達成するためと書きましたが、

その目的は「日本のAT学生間でのCATの認知度を上げること」です。

んで、そのCATというのは

"Canadian Atheletic Therapist Association" (CATA) 公認の

アスレティックセラピスト」です。その協会のリンクはこちら。

興味のある方どうぞ。

CATA home page | Canadian Athletic Therapists Association

今のところこの資格を持って働いていらっしゃる日本人ATはおそらく10人未満です。

このブログに辿り着く方の殆どはおそらく同じATでもアメリカのBOC-ATC (NATA) をご存知の方が多いと思います。多くの日本人が留学、取得しておられます。自分の恩師もそうでした。こちらは「アスレティックトレーナー」です。そして日本のAT(日体協AT)はその起源からみてもアメリカを倣ったものです。 

では、カナダのATとアメリカのATは何が違うのか?

まずはカナダの職務の概要一覧です。

  1. Prevention
  2. Assessment
  3. Intervention
  4. Practice Management
  5. Professional Responsibility 

アメリカのも見てみましたが共通点は多いです。ただ、僕が日本の大学で受けたアメリカベースのAT教育でカナダと違うと感じたのはアプローチの傾向です。

アメリカのATは僕の経験と聞いた話では、フィールドにおいての学びが多かったように思います。これはおそらくアメリカのカレッジスポーツが非常に盛んで、高校で働くATも多いのでフィールドでの需要が大きいことが理由だと思います。

対して、カナダはアメリカほどカレッジスポーツも盛んではありませんし、アメリカのように高校にフルタイムのATがいるという状況ではないです。一般的にはカナダのATの主な職場はクリニックです。なのでカリキュラムの内容もクリニック向けのものが多めです。

カリキュラム上、CATAはフィールドとクリニックをはっきり分けてそれぞれ実習させていますが、習う内容はクリニック寄りということで、特にInjury Prevention などは、、、うーん。と以前聞いたことがあります。

簡単に言えば怪我が起きてからのアプローチを学ぶ傾向にあるということなります。

ただ、そこまで大きな違いはないということは再度繰り返しておきます。その証拠にCAT(カナダ)とATC(アメリカ)の間には資格互換協定(Mutual Recognition Agreement)がありまして、一方の資格保有していれば他方の資格試験の受験資格が与えられるんです。

ちなみに日本人CATでもこれを利用してATCを取得した方もいらっしゃいます。実際に多くはありませんがCATがATC取得後アメリカで働いている例はあります。アメリカで働く場合州のライセンスも必要なのでそこはよくわかりませんが。

また、これは未知の挑戦ですが、アイルランドに行くという手もあります!個人的には行ってみたいですけどね。

International Certification | Canadian Athletic Therapists Association

ちなみにCATのATC試験合格率は90%以上で、ATCのCAT試験合格率は10%未満?とか。これは資格試験の形式が以前はカナダとアメリカで大きく異なっていてカナダの試験がかなり難しかったのが理由ですが、これがまたカナダの資格試験がつい最近大幅に変わりまして、、、。

その変更がこのブログを始めようと思ったきっかけです、、、。 チャンスだ!と。

もし、比較対象のアスレティックトレーナー自体がわからないという方は、自分の大学の先輩方が運営されているブログを見てください!非常に有益でして、自分もアメリカ留学目指していた頃かなり参考にしてました!もしくはどんどんググりましょう!

Challenge The New World

そしていま現在日本でAT教育受けていてより具体的なことを聞きたい場合はコメントください。

 

[後日補足] Dec 13th, 12019

 

jin-athletic-thrapist-at-wpg-ca.hatenablog.jp

 

ではでは。