カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

CSCSはやっぱり厳しかった...

どうも前田です。

 

やっぱり NSCA-CSCS は難しいテストでした、、、。さすがストレングス系の資格で一番通用する資格だなと、、、。

 

NSCA-CSCS 合格しました

f:id:jincatca:20190821130014j:plain

はい。受かりました(笑)

自分が参考しているATCの方々のブログでCSCS取ったときの記事等は結構あっさりした感じでしたが、自分はそれほど余裕で取得できたわけではないので、バリバリ記事にします(笑)

 前回の投稿で試験終わるまでは投稿しないと言ってましたが、今回は結構本気で取り組んでましたね。自分は今まで何かの資格試験に向けて勉強した経験がなかったので、この試験でコケたらもっと大事な将来の CATA Exam への自信が無くなりそうだなとも思ってました。でもやっぱり一番必死になれたのは、1年の空白期間をどうにかしなきゃいけないという危機感と米ドルで500ドル弱という受験料の高さでした。この両方が無ければきっと挑戦しませんし、例え挑戦したとしても2ヶ月間ずっと勉強を継続することは無理だったと思います。

自分の頭の中にずっと消えない言葉があるのですが、それは漫画あひるの空での一節で「憧れや理想は毛ほどしか手を貸さない」ってやつでして、これが時々無意識に頭の中に浮かんでくるんですよねー。地に足が付いていない自分への戒めなのかもとか思ったりもします。

順大時代にストレングスに結構熱中していた自分にとってNSCA-CSCS という資格は日体協ATと同じく取得できたら理想というものでしたが、それでも資格取得に向けて行動を起こすことはしませんでした。そこで出てくるのが、上の言葉なんですね。理想や憧れというのは、自分の場合何の役にも立ちません。

自分の場合、憧れ&理想<<<危機的状況&焦り が遥かに強いモチベーションになるみたいです。CSCSの勉強をしている時この言葉が時々頭に浮かんできて、なんだかなーと落ち込むこともありました。

「憧れていてはだめだ」という言葉もあるように、現実的な目標とするところにまで自分を成長させる必要性はあると思います。本気で叶えるなら。

勉強法

これを載せようかは結構悩みましたが、自分が勉強法を探している時にあまりにもCSCSの勉強法についてのブログが少なく、ほとんどが Google の自動翻訳を使った変な日本語の教材のサイトばかりで困った経験から少しでも助けになればと思ったので、一応書きます。

一応自分のバックグラウンドは述べておきます。

  • 5年ほど趣味で Resistance Training をやっている。
  • 順大では部活のSCコーチの部分も担当していた "トレーナー"
  • Exercise Physiology + Advanced Resistance Training を冬学期に履修していた
  • 順大時代はS&Cの分野にかなり興味を持っていた
  • ほとんどのATの授業は履修済み

これを前提として。まず、

最新版のテキストブック購入

f:id:jincatca:20190821130100j:plain

右のノートの丸々全ページを使い切りました!

NSCA公認のデジタル問題集&テスト内容の詳細解説本を購入

上の2つは金がかかりますが、必要経費として割り切って買いました。

一回軽く一周読んでみる

ここが自分の思う肝心なところです。軽くです。軽く何いってんのかなーぐらいの感じで読みます。天才でない限りどうせ忘れます。でも、ぼやっとした中でも一応どういうことをこのセクションは言っているのかが頭に入っているのであればまずまずです。だって24チャプターもあって各章大体20ページ以上はあるので、一回でやろうとするのは記憶力に自信がない限りおすすめできません。既に知っていることが結構あった上でも、自分に取ってこの1周目の読み込みは苦痛でした。知識を詰め込むのが苦手です。

もし2ヶ月で資格を取ろうとするのであれば、一日2チャプター、最低でも一日1チャプターは進めましょう。

1度デジタル問題集を解いて潔く散る

盛大に散りましょう!わからなくて不安になると思います。しかもNSCA公認の問題集がたったの1パターンのみというのは自分も焦りました。でも一度やって、失敗しまくりましょう。そこで自分が見えて来たのは、テキストブックに出てくる表などにあるデータ数値の重要性です。具体的な数字がかなり求められます。そして普通にテキストブックに載ってないことも問題も出ます。実際の試験も僅かですがそうでした。こんな感じなのねとわかるのが一番です。そして、もっと大事なのが得意分野と苦手分野が数値としてはっきり分かるということです。ここで、勉強時間の配分を決めました。自分は栄養学が苦手で、Program Design が得意でした。

Nutrition part なんて最初45%でした。

ノートを作る

これは正直予想外でしたが、しました。作っただけで満足してろくに読み返さないというノート作りのリスクを自分は常々感じていたので。テキストブック3周くらいすればいいかなと思ってましたが、これは問題集を解いた結果自分のノートがいるなと思ったので。

ノートの内容は、問題集を解いてみて必要だと思った情報のみを選んで作るというものです。ちょっとした傾向みたいのが既に分かっているので。

これは時間かかりましたね。テキストブック一周目と同じくらいかかりました。

暗記開始

これです。勉強というのはいわゆるこういう時間だと自分は思います。ノート作りは作業なので。寝る前にノートを音読したり、暇な時間もひたすら読み返したりしてました。

そして気が向いた時にもう一度デジタル問題集を解いたりして、進捗状況を確認してました。同じ問題ですが、忘れた頃にやってるのである程度は新鮮な状態で解けます。

ですが、正直これでいいのかなとかなり不安でした。試験一週間前までは。

問題集がまさかの1パターンだけというのは相当困る話です。そこから想像してこういう情報がいるだろうと予測しても、限界があるので。正直テキストブックにある全部の情報を覚えるというのは自分には無理でした。

 そんな時、何回かやったググりで大発見をしました。

App の購入

とあるATCの方のブログでとある App が紹介されてました。その方は学年は同じで、順大時代の自分の同期とアメリカの大学院のATプログラムでクラスメイトだった方です。現在は日本に帰国されて活躍されています。実際に一度自分もお会いしたことがあるのですが、スーパー努力家かつめちゃ頭良いです。もうすげーなーって感じです。

https://athletictrainersite.wordpress.com/2018/08/03/nsca-cscsをアメリカで取得する方法-おすすめアプリ/

正直許可取ってないのでだめな気がしますが、一応本当にCSCSが必要な方がいればと思い載せます。

このアプリ最高です。気軽にサクサク解けますし、解説もテキストブックのどのページに基づいているかまで網羅してます。

自分はこのアプリを知った時点で試験まで残り5日だったので、すぐにフルプライスのプランを購入してその日からやりこみました。間違えた問題やたまたま正解したものは全部ノートに書き出して復習してました。もうテキストブックを1から読み直すのは労力的に無理なので。残り数日にして問題を間違え続ける辛さはありましたが、知らなかった問題を知ることができるメリットは大きかったです。800問も用意されているので、かなり心強かったです!

直前の数日間の追い込みがこのテストの合否を変えたと自分は本気で思ってます。このアプリはコスパ最高です。

試験当日

印象としては、わかんないの結構あるなーって感じです。でも分かるものは確実にあるのでそれらを落とさず正解していくって感じですね。映像問題もありますが、ちゃんと分かりやすく大げさにしてあるので難易度は高くはないと思います。もちろんテキストブックに書いてあることをある程度覚えていたり、自分の経験的にこれはおかしいというのがあってこそですが。

4時間ほどのテストですが、自分は念入りに用心に用心を重ねて見直しして45分余ってテストを終了しました。見直ししなければ70分ほど余ってました。なので、Practical Part においては時間はあまり気にせずじっくり解けると思います。

テストは Scientific Foundation & Practical Applied の2つに大きく分かれていて、前半が Scientific Foundation, 後半が Practical Applied となっています。前半は慎重にやって丸々時間を使い切りました!

そしてテストが終わったらすぐに結果が出るので、その紙をもらって喜んで終わりです!

感想

これでストレス減ったなー。ってのが本音です(笑)。上で言ったように資格試験を受けたことがないので、怖くてしょうがなかったんですが本当に良い経験になりました。この経験は2021年6月に予定している CATA Exam への勉強にかなり活きると思います!分厚いテキストブックをベースにした資格試験の勉強を英語でできたというのは、ちょっと自信になります!今回の経験で「継続的努力」の重要性が身にしみたので、ウィニペグ大学卒業後も何かしらの活動と並行しての資格勉強の時にこの経験を活用しようと思います。本当に分厚い本読もうとすると、嫌になるんですよねー。

今は全く考えていませんが、一応ストレングスの道も確保できたとは思います。もちろん、真剣にS&Cをやってきた方々からすれば「メディカル系出身のなんちゃってストレングスコーチ」ではありますが、まあ正直卒業後カナダで稼がなくてはいけないのでそんなことは気にしません。チャンスがあったらストレングス系もいきます。

でもやっぱりATが第一です。本当にこの夏を無駄にせずに済んで良かった...

以上、CSCS合格の報告でした!

ではでは。