カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

キャリアと持病の両方が好転してきたお話。

どうも前田です。夏はやっぱりカナダの夏に限りますね。日本の蒸し風呂の夏はコリゴリだ。

前回の投稿の時点では、自分のキャリアの先に光が見えない&手術が必要な病気発生させていまったという状況でしたが、ちょっとだけ好転しつつあるというお話を今回はしますね。

 

キャリアのお話

今現在クリニックで治療家としてアスリートに限らず、一般の方とも働いているのですが、この一年間の勤務経験からやっぱり「チームで働きたい」という思いが再燃。なので、転職の春&夏の間気になるポジションには片っ端から応募してましたが、あえなく全敗。3つほど、「これはチャンス!」と思ったポジションがありました。以下詳細を列挙。

  1. ラプターズ905(NBAトロントラプターズのGリーグチーム。いわゆる二軍)
  2. 某NHLチームの三軍チーム
  3. 地元オタワの大学のパートタイムAT

1.The Power of Dreams. 

これは子供の頃からの夢のお仕事。この公募を見た時めちゃくちゃ驚き、そして興奮しました。そして初めて1つのポジションを応募する為に全力で準備したいという意志が生まれました。こんな気持ちになったのは初めてで、就活生でいうところの本気の第一志望でした。なので、自分は以前から気になっていた、元NBAチームでATをされていた中山祐介さんの事業 TMG athletics での Resume & Cover Letter の添削サービスをお願いし、締め切りに間に合うよう無理なスケジュールを組んで頂きました。

サービスの内容は想像以上に高く、ただ今回の件だけでなくこれ以外にも将来使える「考え方」を3回のセッションの中で教えてもらいました。プロチームへの応募の際にポジションから考える欲しい人材、省いたほうが良い箇所、伝えたいことの抽象度と具体性のバランス、自分という人間と Qualification の距離感 etc... そういう言語化が難しいものを実際の自分の書類作成を通して学べて良かったです。結論:かなりオススメします

tmgathletics.com

これで、そのポジションゲットできていたら、中山さんに喜びの報告ができて最高だったんですけどね。世の中甘くない。インタビューにすら進めず、書類選考で落ちる。日本に行ってメンタル回復してなかったらおそらく数日落ち込んで泣いてた。。。

結果:書類選考落ち

2.僻地に行ってキャリアを積むか?

これも良いキャリア、NHLチームのATにつながるいいポジション。3軍チームのATポジションではあるものの、所属はNHLチームの親会社。だから、上と直接繋がっていてまっすぐに上を目指せる。時間はかかるかもしれないけど、夢追いとしてはそこそこ理想のポジション。

難点は。。。本拠地。カナダの東の果ての果て。まじで僻地。ウィニペグが大都会に見えるほどの僻地。日本食へのアクセスがある訳ないので、応募時点でちょっとためらいが。。。面接には進めたけど、日本滞在中の深夜1時に行ったから英語も微妙だったことは覚えてる。だからトロントは嫌いなんだよ(チームバレる)。

結果:一次面接落ち

3.これ落ちたのショックだった上に、このポジションゲットしたのがまさかの〇〇。

地元オタワの大学 ATHLETICS 所属のパートタイムATのポジション。インタビューも和やかに行い、テーピングのテストもしつつ、そんなにやらかした印象もなく、「これ決まってもおかしくないよな〜。ってかオタワにいるATって数そんなにいないよな〜」と思っていたら落ちた。少し驚いたってのが本音。

でもこれもっと驚いたのが、このポジションをゲットしたのが、同じクリニックの同期ATの女の子。びっくりした。何気ない会話の中でその子のスケジュールについて「〇〇大学でこれから働くの」と少しドヤ顔?で言われた時は。。。絶句。すごい敗北感をカナダに戻って早々味わってヤバかった。

多分彼女は俺が応募してたのも聞いてたんだろうな。。。つらたん。

なんか、はい。敗北感を今も味わってます。

結果:最終面接落ち

これを踏まえて「好転した」とは?

3番目の件を踏まえて我が仏のオーナーが救いの手を差し伸べてようと動いてくれたのか(真相は彼にしか分からない)、カナダに戻って早々に彼がディレクターを務める某NHLホッケーチームでの有給インターンシップのポジションをオファーいただきました。この話を聞いた際は最初「は?なんで俺?」という驚きと「去年もそんな話あって、結局うやむやになったからどうだろうかねえ」という半信半疑でした。

これ本当に「捨てる神あれば拾う神あり」だと思うんですよ。しかも同一人物に2回も拾ってもらうという。バンクーバーでクビになった時と、チームへの転職 or 副業が実らなかった今回。自分はこの人に何もまだ恩返しをできていないし、なぜこんなポンコツにここまで良くしてくれるのか分からない自分がいます。本当に謎なんです。なぜ、何も突出したものがない自分にここまで。。。

そこはポジティブに意気に感じて、本気で期待に応えないといけないと身が引き締まる思いです。

なので、やります!プロとして。

健康のお話

6月に発症したそこそこヘビーな病なんですが、日本で初めて診断してもらい、そこからいつどこで手術するかとい疑問解決を模索している最中なのですが、どうやらカナダでやることになりそうです。自分にとっては絶対日本が理想なのですが、日本での手術と入院費用と航空代金、そして手術箇所へのロングフライトへの悪影響を考えると、手術の日程的に時間かかるけど基本的に医療費無料の現地カナダでするのが良いという結論になります。

仏のオーナーも「健康第一。仕事はその後」と言ってくれて、融通が聞く環境に身を置けることに感謝しかありません。彼からオファーしてもらっているインターンシップについても必要とあらば日程調整もできるという破格の提案をしていただいているので、今はカナダでの診察と検査を進めているところです。カナダの医療はとにかく時間がかかるので。

自分も29になる歳で、まさかの中年に多い手術を経験をするとは思いませんでしたが、その経験で唯一良かったと思うのは、食や健康習慣への無関心を改めることができたということです。例えば、消化に優しいとかいうのは今まで気にしたことがなく、基本的に食べたいものを作って食べてきたので、消化を意識した食事というのを考えて実行するきっかけにはなりました。日々反省ですが。

あと「健康あっての仕事だな」とも思えるようになりました。また自分の目指していた「家庭持つまでは仕事一筋」の生き方は自分には向いていない、できないのかもと。睡眠時間とかも考えるようになりましたし。本当に健康について考えはじめました。遅いかもしれませんが。

まとめ

今回はカナダに戻ってきて数週間で見えてきた状況の好転についてお話しました。日本帰国が運を呼んでいるのだとしたら、それは嬉しくてしょうがないですね。多分嵐山での縁結びが効いたのか!?関係ないか。

もちろん、今のところ好転の兆しにしか過ぎないので、ここからまたふさぎ込むような事態になる可能性もあります。キャリアと手術の両方のことが確定するまでは、話半分で、でも準備は万全にしておこうと思います。相変わらず安定しないキャリアを歩く前田なのでした。

みなさんもアラサーとして悩みながら生きていきましょうね!愚痴言い合うのって良いですよ〜!

ではでは。