どうも前田です。
今回は自分がカナダでATとしてのゴールの一つを達成できたお話を出来たらと思います。つい昨夜に起きたお話です。
今シーズンからNHLチームでインターン として働く
以前の投稿でお伝えした通り今シーズンからアイスホッケーの世界最高峰の北米NHLのオタワセネターズでインターン ATとして働かせていただいています。
どういう縁でそうなったのかは、去年の過去の柴田先生との対談動画に話してありますので参照ください。そういう恩人といえる人の縁がありまして、今シーズンからチャンスを頂きました。
jin-athletic-thrapist-at-wpg-ca.hatenablog.jp
【対談ライブ配信】カナダAT留学から就職まで - Dice's Lounge #5 - YouTube
ホームゲーム帯同
自分のボスは優しい方で試合帯同は本業の彼がオーナーをしているクリニックでの勤務があるからし なくていいと言ってくれていますが、やはりPTと違いATは試合帯同こそ醍醐味であり本業だと思うので今のところホームゲーム全てに補助として帯同してます。
昨夜もそんな感じで補助かなと思っていましたが、意外なところからチャンスが!?
機会は突然訪れる
記念日として2022年10月22日(土)
それは試合前日の金曜日に軽く予告されましたが、アシスタントATの方が家庭の事情で家にいなくてはいけないということで、もしかしたらベンチ帯同させるかもと言われ、自分は多分明日になればそのアシスタントの方も大丈夫だろと思ってはいましたが、念の為心の準備はしてました。
そして試合当日。「ベンチの準備は出来てるか!」 とボスに言われここで私前田のNHLの試合でのベンチATデビューとなりました。試合前NHLのATとしてのフル装備をした際に少し手汗がじわっと出てたのを覚えてます。
Head AT の方は陽気な方で「ベンチ楽しもうぜ!」というノリで色々確認事項をし、ボスからは成人式のお父さんみたいな写真撮影をされました。
カメラがあると分かって見れない図
緊張で小さなミス
数あるアシスタントATの仕事の中で1つはNHL本部との試合中の連絡があるのですが、ウォームアップと各ピリオドの頭に連絡が来ると説明を受けていましたが、ウォームアップでの大観衆に圧倒され、見事に連絡用のトランシーバーの音を聞き逃しました。。。みんな笑ってネタにしてくれてよかったです。
しかも他の連絡でも緊張で英語がおかしくなるという。。。
人生の中でも大きな経験
ケガは試合を見ていたらお分かりですが、ありました。けがをした選手がロッカールームに戻るのをHead AT が付き添い、自分はまさか、、、ね?と思ったら他のスタッフから自分をベンチの奥に呼ぶ声。。。なんと、Head AT のポジションへと移動し約10分間そこにいました。頭の中は「頼むから大きいケガ起きるな!!!!」一択で、無事Head ATが戻ってきた時は平静を装いつつも、心の中でため息ついてました。
あとは無事に職務をこなすことができました。脇汗そこそこありました。。。
カナダに来たから見えた景色。
自分が昨夜経験したあのポジションは大多数のATの憧れだと思います。カナダにおいてホッケーは日本の野球以上に人気で、その最高峰のNHLのベンチでATとして働くという、本当に信じられない経験をしましたし、そこで見えた景色は想像以上のものでした。
カナダAT留学を決断して本当に良かった!自分の決断は間違ってなかった! 今は本当にそう思います。そこだけは自分を褒めたい!
やる仕事自体はバンクーバー のジュニアホッケー時代と変わらないけど、景色は圧倒的に違いました。本当に言葉にするのが難しいなと。
圧倒されるような環境を経験させてもらい、それが今の自分のATとしての経験と実力には見合ってなさ過ぎて、昨日の自分は「馬子にも衣装」状態。
また来るかもしれない機会に備えておこう。
本当にぶっつけ本番でしたが、こういう機会をくれるチームとボスなので今後もこういう機会があると想定して準備していきたいと思います。ただ、自分はフルタイムではないので、いつかあの光景がまた見れたらラッキーだなぐらいに受け止めておきます。
自分としては今インターン で多く学んでいるのはトリートメントルームでのことなので。メインはそこだと受け止めて長いシーズンを勉強と実践の場にできたらと思います。
最後に自称。。。
もしかしたら、本当にそうかもしれないので。
「NHLの公式戦のベンチに立った最初の日本人 Athletic Therapist」
と名乗らせて頂くのはアリかな??(笑)Athletic TRAINER ではありません。カナダのATなのでアスレティック トレーナーじゃないのです!
ではでは。