カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

The Last Dance とコービー

どうも前田です。

最近はすっかりゴルフ場でヒゲボーボーのちっさいおっさんとしてせこせこ働いてます。外での仕事なので、天候でまあ仕事のダルさが違う。経験0からのスタートなので、予想してたほど重機で芝管理とかするとかはなく、本当に下働き。地元のティーンエージャー達と黙々と肉体労働する26歳。最近の若者はわからないな〜とちょっとリアルに戸惑うことが多々有りました。カナダのティーンエージャーはちょっと本当に分からない。。。

とりあえず腰いてえ。

 

さて、今回は5月中にめちゃくちゃハマってた1998年のNBAのマイケルジョーダンとそのチームシカゴ・ブルズの2度目の三連覇を追ったラストダンスについて書こうかなと。そしてそのドキュメンタリーシリーズ中でちょっと登場した当時話題の若手コービーブライアントについてちょっと思わず泣いてしまったので書こうと思います。

はて?The Last Dance?

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https://medium.com/@PaulCantor/notes-on-espns-the-last-dance-5827a06d02ac


このドキュメンタリーは上に述べたとおり、1998年に二度目の三連覇を果たしたシカゴ・ブルズとそのスーパーエースであるマイケル、そしてそれらを取り囲む主力選手や、監督、ゼネラルマネージャーについて当時の映像とみんなのインタビューを中心に描いてます。

全10話の構成となっていて、基本的に各回でマイケルジョーダン+上で述べた 中心人物の一人にスポットライトを当てて、「1998年に起こったこと&それ以前の過去話」を交互に展開していきます。例えば、1話は1998年シーズンが始まる前に起きた異常事態からのマイケルジョーダンの生い立ちに焦点を当てる物語でした。

1990年代はNBAが世界的なリーグになった時代

NBAを知らない人でもマイケルジョーダンの名前を聞いたことがあると思います。マイケルジョーダン自身の実力はもちろん「バスケの神様」なのでおそらく歴代最高に一番近いと思います。しかし、スポーツを語る上でいつも論争を呼ぶ誰が史上最強かなんて単純に比較できなさすぎるので、圧倒的に〇〇なんてありえないですよね?

AIR Jordan

でも、マイケルジョーダンの凄いのは実力だけでなく、世界的な人気です。簡単な例はAIR JORDAN ブランドですね。自分のシグネチャーブランドとしてあそこまで成功したスポーツ選手はいませんよね?引退して、20年経ってもブランドの価値は下がるどころか上がってます。あれは元々ナイキの1ブランドだったのが今は独立してナイキとパートナー的な感じですもんね。

The Dream Team

1992年のバルセロナオリンピックの初代ドリームチームもまた本当にアメリカの本気のメンバーを選んで、圧倒的でした。あれで世界的な人気を獲得したのも納得。強すぎ、かっこよすぎる。

あと、もう一つ言われているのは衛星放送の開始がうまく90年代の人気獲得の要因になったとか。日本で言うBS放送NBAを見始めた人も当時はかなりいたでしょう。

ジョーダン引退後のNBAは試合のルールを変えた

絶大な人気を誇ったジョーダンが引退した後、NBAファンに残ったものはやけにディフェンス重視のフィジカルなバスケットボールで、1試合平均得点がかなり低い状態でした。これはこれで僕みたいはNBA大好き人間にはたまらないんですが、やっぱりこれからNBAを見てもらいたい層にはバンバンシュートが入るほうがエキサイトできるので、NBAはディフェンスに関するルールを厳しくしてよりスピーディーな展開を誘導しました。その結果の行き着く先が今の極端に高得点だらけのNBAです。

たしかにポンポンとシュートが入るのはシンプルに興奮しますが、それじゃつまらない自分がいる。。。2003年のNBAファイナルのピストンズ🆚レイカーズを見て本当に久々に丸々一試合夢中で見ちゃいました!試合はかなりのロースコアというピストンズのペースなんですが、見ててめちゃくちゃ楽しい。やっぱり自分はバスケはフィジカルのスポーツとして見てるので、ベン・ウォーレスのディフェンスとか興奮する(笑)。

その当時ブルズの強さ

プロスポーツにおいて王朝と呼ばれるチームが出てくるのは稀だと思いますし、どんなに長期に渡って強いチームでも盛者必衰の理はあります。NBAも常にそんな感じで時代を代表するチームが4−5年で入れ替わる感じです。だからこそジョーダンが野球して離れていた二年間含めての8年で6度の優勝したブルズは傑出してると思います。そんなシカゴ・ブルズも最後の優勝時は結構ギリギリだった感じですね。ユタ・ジャズという同世代の殿堂入りプレイヤーコンビのチームや次世代の強豪が出てき始めていました。

 98年ではありませんが、その前にもほぼ同じコアメンバーで当時のNBAの最高記録のレギュラーシーズン72勝10敗を達成してます。

 見どころ

ようやく本題。見どころはアメリカンスポーツ史上最も成功した選手と史上最強のチームの終わりがどういうものだったのかというところに尽きると思います。そのチームの内部をみると、僕の言葉でいうと「カオス、歪みの塊」のように思えます。これほどの成功を収めたチームでこんななのかと、驚きます。強烈な個性達が一つの集団に長くいるというのは難しいもんだなと。ジョーダンはまだ後一年優勝狙えたと言いますが、それはまた他の人がその歪みの被害者であり続けるだけで、より大きな歪みになって、優勝どころじゃなくなると思いましたけどね。要はチームとして機能する限界だったと思います。

あとインタビュー見て思った。主力よりもロールプレイヤー達の方が良いおじいちゃん感出てる(笑)。

個人的なツボ


What time is it? Game time! Chicago Bulls

この円陣の掛け声が凄く好き。それだけ(笑)。

98年オールスターのロッカールームで描かれた"若造"コービー

これはぜひ見て欲しい。今年の1月に不慮の事故で娘さんと共に亡くなったコービーブライアントというNBAの歴代級のスーパースターだった人がいたんですが、このコービーは高卒で1996年にNBA入りしたため、この映像では3年目の20歳の若造です。その彼の異常なまでの闘争心や執着心についてオールスターのベテラン選手たちがだるがっているのを見てちょっと感動しました。闘争心のエリートの集まりのNBAでもコービーは群を抜いてるんだな〜と。そして、当時のジョーダンの反応も面白いな〜と。なんたってコービーの必殺技はマイケルジョーダンの丸パクリに近いですからね(笑)。相当しつこく聞いたんだろうな〜。

コービーブライアントは悪役だった

これは僕の中のコービーブライアントのイメージで、このイメージは僕が大好きだったセルティックスの2008年のBIG3のライバルとして久しぶりにセルティックスVSレイカーズの名門対決で強烈に出来上がりました。

そのレイカーズの圧倒的エースかつNBAの顔だったコービーにセルティックスのBIG3達がどう立ち向かうかという展開に高校の時の自分は本当に夢中でした。大学に入った後は少しNBAへの熱が下がったので一番NBAに夢中だった時のイメージは今も強烈でコービーブライアントはそれ以降ずっと悪役です。また、性格もある意味曲者?というか強烈な闘争心の塊でチームメイトへの接し方もおそらくマイケルジョーダンを真似たんでしょう(笑)。

ただ自分がずっとNBAとして見てて感じたのは、マイケルジョーダンはある程度人との接し方や距離感がより落ち着いているのに対して、コービーはちょっと直接的すぎることが多いかもと。社交性というのかな?MJは社交性あった上での激しさで、コービーは独りよがりな激しさって感じが。もしかしたら大学進学したかというのはそういうところに影響するのかな?

コービーブライアントを失った

でも失って思うんです。自分の中でコービーブライアントはかなり好きな選手だったんだな〜と。好きだからこそ応援してる選手の敵チームとしてボール持ったときは外せ〜〜〜〜〜〜と思ったし、自分のアイドルドウェイン・ウェイドがコービーとマッチアップしたときなんかは負けるな!と思った。コービー=立ちはだかるNBAトップの壁って感じでした。今は有名になったコービーの思考法/ マインドセットであるマンバメンタリティーという言葉も今のNBAでは有名です。でも、そのメンタリティーも自分がNBA見始めた2005年当時は「コービーは性格がヤバすぎてコーチング不可能 by フィル・ジャクソンという汚名が着せられてました。それも自身の活躍とチームの連覇で黙らせて称賛に変えたところがマンバメンタリティーの真骨頂なのかも。

コービーの去り際の美学

そんなコービーも20年NBAでプレーしたら身体は怪我だらけで最後のシーズンはアキレス腱断裂後の状態に苦しんだり、肩脱臼後の状態に苦しんだりと満身創痍でした。そして現役最後の試合は。。。やっぱりコービーブライアントでした。おれはまだ全然やれると世界に見せつけての引退。。。やっぱこの人悪役として多分魔王だな。


Kobe Bryant 60 Points in Final Game vs Utah Jazz - Full Highlights + Speech 13/04/2016


The Last 8 Minutes of Kobe Bryant's FINAL NBA Game | 60 Points vs Utah Jazz

最後に

偉大な人物からは学べるのは実践法と思考法だと思うのでこれを見てみてください。


成功のマインドセット || コービー・ブライアント

 

今回は自分の趣味のお話でした。

ではでは。