カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

Camosun College Athletic and Exercise Therapy program

どうも前田です。

ついにケベック州を除く最後のATプログラムの紹介です。

だいぶお待たせしましたね〜。いやーやる気が全く湧き上がらなかったので。

まず、この大学の場所から。

 

f:id:jincatca:20190501034948p:plain

Camosun College

Location:

Camosun College はブリティッシュコロンビア州の Victoria という街にあります!Victoria はたしかバンクーバーからかなり近い場所にあって、海上クルーザーでバンクーバーから2時間もかからないと思います。

f:id:jincatca:20190501034456j:plain

行ったことないのですが、元々友達と行く予定を立てていたので、調べた時にわかったのが、景色を楽しむ場所が多い落ち着いた街ということでした。バンクーバーの大都会感とは違うということですね。

バンクーバーは不動産ラッシュのせいか都市開発してます感じ満載でしたからね。

こういう静かな場所なら勉強に適していると思います。別にトロントをディスってるわけではありません(笑)。

番外編:

元皇族の方が卒業生にいるそうです。守谷絢子さんという比較的お若い方がここで卒業されたようで、結構皇族の方カナダやイギリスに留学してると思うんですが。

ただ、例の小室さんは別ですよ(笑)ゴシップ大好きなんで、すみません。

Athletic and Exercise Therapy program

期間&学位

4年制の Bachelor degree (学士)のプログラムとなっています。 学部は見た感じ「Sports & Exercise」という名前ですね。

プログラムのシステム

Cohort System です。つまり選考を経て、〇〇年度(ex. Class of 2019)の入学生として入って卒業まで固定されたクラスメート達と過ごします。

ウィニペグ大もそのシステムに変えたので、全部のATプログラムがそうなっている感じですね。ただ、ウィニペグ大学は今はまだ移行期間の混乱の中なので正直良くわかんないねってクラスメート達とは言い合ってます。自分のクラスメートには影響がないのであまりみんな気にしてませんが、今1年生科目を履修している生徒とかは不安だろうな。

学年ごとの学習内容(概要)

ウェブサイトに上がっているのを簡単に訳すと。

f:id:jincatca:20190501041107p:plain

  • 1年生: 解剖学、心理学、健康学の基礎を学びます。また、スポーツやスキー、カヤック、サイクリングなどの屋外アクティビティもやるみたいです。 
  • 2年生: これは面白い。二年生から実習への配置があるみたいです。おそらくはウィニペグ大学でいう Observation メインのP1と同じだと思います。また、おそらく Two placement というのはクリニックとフィールドという意味ですね。こっちのほうが断然良いや。やっぱり AT program はCohort systemが良いですね。
  • 3年生: Injury Assessment & Rehab (評価とアスリハ)を学ぶようです。また、Health & Fitness promotion という概念を学ぶようです。カナダは運動しないぽっちゃりさん多いですからね。そして、ここでも実習があると推測します。おそらく、今自分が履修しているP2ですね。実際に自分で患者の評価&Treatment を部分的にします。(最終的な判断と施術はSupervisorが行う)。
  • 4年生: 理論と実践の融合を図るようです。クリニック実習ではより独立性と責任を与えられた上で Manual Therapy, Research Method, Ergonomics (人間工学)のコンセプトを示すことになるそうです。Ergonomics を授業として学ぶって面白いですね。これは学校色のあるユニークなプログラムですね。

学費

ウェブサイトにご丁寧にカナダ人と留学生の学費両方載せてました。わかりやすいですね〜。二学期制が前提で、各学期で一律 7000 CAD = 59.5 万円 (1CAD=85 yen)、四年間の合計で 56,000 CAD = 476 万円 (1CAD=85 yen) ということでした。感想としては、思ったより安いですね。カナダ人との学費差がウィニペグ大より遥かにマシですね。

大都会バンクーバーへのアクセスの良さを考えるとこれは良いと思うんですが。

ただ、生活費はどうなんでしょうね?アパートや光熱費とかはBC州は高騰してる気がしますが、それはバンクーバーだけなのかもしれませんし。

Admission Requirements

さあ、これが一番の山ですね。どういう出願条件があるんでしょうかね?

1. English Proficiency Requirement

英語ですよ。やっぱり皆様気になるのは。でも、今回自分はちょっと驚きました。ではその理由を含めていきましょう!

  • TOEFL iBT = 83 (each section must be >20)
  • IELTS = 6.0 (each section must be > 5.5)
  • 語学学校にて BC English を C+ 以上で修了 

びっくりしました。IELTS 6.0 で通るATプログラムがあるんですね。他のところは一律で6.5なので、IELTSならばTOEFLよりチャンスがあると今まで書いてきましたが、この学校だったらもっっっっとチャンスがあります!

なぜかわからないのですが、自分は今興奮してます!そして今までお伝えするのを先延ばしてすみませんでした。これは良い!本当に英語が嫌いだった自分にはこの重要性がよく分かるので。

2. Application Deadline   

f:id:jincatca:20190504142414p:plain

皆さんの場合は上のカナダ外からの申請での日程となります。参考までに。

ただ、忘れちゃいけないのが「英語をクリアできず、語学学校に行く可能性を考えて行動しておくこと」ですね。

3. Application Process

どうやらBC州の大学への出願は統一されたシステムがあるようでそこへのアカウント登録をしてからスタートするようです。

f:id:jincatca:20190504143145p:plain

パート1

Apply now を押すとこんな感じ

f:id:jincatca:20190504143243p:plain

んで、そこへの登録を完了してからは、、、凄く長いのでブログの構成無視して書いていきます。

PART TWO: Supporting Documents

大前提: 提出書類は全て英語に翻訳されてあること

前提情報

f:id:jincatca:20190504143840p:plain

提出に際してのアドバイス
  • 全ての書類のコピー&スキャンデータを封をする前に取っておくこと。この時点での申請はスキャンデータの送信で可能だが、大学が始まる前には必ず封がしてある原本をオフィスに持っていくこと。
  •  全ての書類は手書きNG
  • 出願書類(証明書系でなくフォーム系)には必ずパスポートと同じサインを記すこと。つまりは漢字ってことですかね?
  • 全ての関連書類のスキャンデータをメールで送ること(超便利!!!!)

必要書類一覧

  1. パスポート
  2. 学生ビザ (Study Permit)
  3. First Semester International Student Refund / Deferral Procedure Form
  4. International Applicant Declaration 
  5. Permission to release information form
  6. English Proficiency 
  7. Transcripts and credentials
  8. Program-specific documents
1. Passport & 2. Study Permit

見たまんまです。どのページかの指定もあります。余裕。

3. First Semester International Student Refund / Deferral Procedure Form

どうやら「学生ビザが有効な状態(移民局から受理された)で最初の学期に何らかの事情で学校をやめた場合、学費は返ってきませんけどよろしいですね?」という合意書です。色々と矛盾を感じますが (観光ビザで大学行けるってこと?等)、皆さんが気にすることじゃないですね。

4. International Applicant Declaration

中々内容がなんじゃこれって感じですが、書きましょう。つまりは大学の方針に従いますって感じの誓約書です。ということはおそらく過去に留学生と色々問題が生じたんでしょうね(笑)

5. Permission to release information form (*OPTIONAL)

皆さんの申請書類へのフリーアクセス許可を求めるものですね。これがないといちいち違うオフィス(ex. 教授やそのアシスタント)の人が皆さんの出願データにアクセスする際に、出願者からの許可を書類で受けないといけなくなるのでお互い面倒くさいことになります。

BC州は情報の扱いが凄い。そしてウィニペグ大学はダダ漏れ(笑)。

6. English Proficiency 

IELTS & TOEFL iBT 共に2年以内の記録のみ有効です。

TOEFL は直接TOEFLから大学のAOに送るように手配してください。 

7. Transcripts and credentials

英語に翻訳したものをスキャンで送りましょう!

高校の成績証明書と卒業証明書&大学の成績証明書と卒業証明書を送りましょう!

高卒の方は高校のみの書類です!

8. Program-specific documents

これがまた長いので。。。構成がおかしくなりますが大きなセクションにします。

Admission Requirement 

English, Math, Biology, Chemistry を高卒レベルで修了しておくこと。そして選考の際その各科目のGPAは基準となる。

Participation Requirement

プログラムが始まる前に、、、
  1. The Centre for Sports & Exercise Education主催のオリエンテーションに必ず参加すること
  2. ポートフォリオの提出。ポートフォリオは2つの推薦状+Assessment Questionaire (アンケート)+3つのAT系もしくはExercise therapy 系の職場での合計12時間の観察時間のまとめ
  3. Program Questionaire, Lifestyle Questionaire, Health-related fitness assessment に回答して提出
  4. Criminal record check の提出。犯罪歴が無いことが前提ですよ。
プログラム中に、、、
  • CPR + Stndard First Aid の取得 (授業でやります)
  • Medical Kit の購入 (Field practicum)
  • CATA に racticum を行うための Certificate candidate としての登録
  • First Responder の取得 (AET260&261 という授業でやるそうです)

 *AET Program 卒業には平均 C+, 各コース C 以上の成績であることが条件

 

感想: 

面白いプログラムだと思います!Cohort 制なので入るまでの準備と選考が大変そうですが、入ってしまえば中々スムーズに卒業できそうです。C+で卒業できるところとかは緩くないかい?と個人的には思いますが。

このプログラム云々ではないのですが、バンクーバーへのアクセスの良さはやっぱり魅力です。この3年目を終えて、卒業後を考えた行動を始めている自分としては今特に、小規模の地方都市にいるデメリットを強く痛感しています。マニトバ州でフィールドの仕事をしたくても、そのフィールドの数が圧倒的に少ない+クリニックでさえ卒業後フルタイムで働けることはほぼ無いという就職に不利な環境がだんだんと明らかになっています。また、大都市ならばプロスポーツチームが地元のATプログラムの実習先として候補になったりするのでそこで卒業後に働ける可能性も広がります。

そういう意味でもバンクーバーが近くにあるというのは良いことだと思います。

 

今回はBC州ビクトリアにある Camosun college の ATE program をようやく紹介できました。一応これでカナダのATプログラムの中で英語圏にあるものは全て紹介しました。残り2校はケベック州なのでフランス語圏なので個人的にはオススメは出来ません。フランス語も一緒に習得するつもりでやらないといけないと思うので。

もし、今まで取り扱った学校の内容で変更があったり、間違い&質問等あったらコメントでどうぞ。

ではでは。