カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

LA一人旅で思ったこと

どうも前田です。

旅行を振り返る投稿がありましたが、それとは別に今回の旅行で得た教訓的なものを話していこうと思います。

 

アメリカの格差社会を実感

自分は今回LAではAirbnbを使って2つのホストの宿に泊まったんですが、一つはコリアタウンのエリア、もう一つはハリウッドのすぐ下の高級住宅街のエリア。

コリアタウンの例

コリアタウンの方は一人暮らしの方が住むアパートの一室で、構造が1ベッドルーム+リビングのみだったので、ホストはベッドルームへ、自分はリビングのソファーで寝るというものでした。一人暮らしする分には十分な広さでしたが、ホストいわくこれでも家賃高くて困ってると言ってました。

朝、そのまま出発する時に聞こえてきたのは同じアパートに住む多くの子供達の声で「あそこに子供含めて4人とするとちょっと厳しいよな」とちょっと考え込みました。

そのままバス停へ向かうわけですが、なんていうかみんなキビキビと動いてるんですよね。バスもダウンタウン行きは結構混んでて、みんな本当に思ってたよりキビキビしてるんですよね。

自分のステレオタイプではロサンゼルスは暑くてみんなのんびり行動してるイメージでしたが、見事に違いました。

あのエリア自体は中流層の住宅街なんでしょう。ゴミも路上に結構ありましたし、走っている車のブランドもトヨタなどでした。

ハリウッド近くの高級住宅街

なぜそんな所に学生の自分が泊まれたか。自分は部屋を借りたのではなく、お金持ちホストの広い裏庭にあるキャンプテントに泊まってました。

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別のAirbnb用に改造されたガレージの隣にある。

このホストはAirbnbにある略歴によると、ロサンゼルスで演技指導の学校を経営している方らしいです。大きな自宅を利用して、自宅の3部屋+スイート・ルーム(普段ホストたちが住んでる部分)+改造ガレージ+大型テント+小テント(自分が利用)Airbnbで民宿として活用しています。

しかも評価はスーパーホストなので、予約はひっきりなし。片手間のサイドビジネスとしてはかなりうまくいってると思います。

まず、これを見て知った「便利な民宿システムもお金持ちがより効率的にお金を生み出す仕組みになっている」という事実はそこそこショックでしたね。もちろん彼は安い価格で高級住宅街というロサンゼルスでは安全なエリアに泊まらせてくれるという、自分のような学生には非常にありがたい存在なんですが、なんというか社会格差はこれからも止まらない理由の一例を見た気がして、なんか考えてしまいましたね。

また、この高級住宅街の方々の暮らしも自分に大きな驚きを与えました。

LA滞在の朝、地図でみるとハリウッドサインの写真がキレイに撮れるエリアがすぐ近くだったので歩いて向かっていると、高級住宅の玄関先で優雅にティータイムをお楽しみ中の初老の男性&その息子っぽい方が声をかけて来たので、小話ちょっと&詳しい撮影ポイントを質問して、また歩きを再開しました。

その歩みの中で気づいたのは、ここ一帯で結構朝のティータイムを楽しんでいる人多いなと。その時は平日の10時半頃で仕事してて普通なのですが、彼らはティータイムを楽しんでいる。

またうちのホストも週6で朝10時からブラジリアン柔術をやってるとか。

つまり「金持ちって仕事に追われない人達なのかもしれないなぁ」ハリウッドエリアの住民を見て思いました。それでも金は入ってくるものだと。

彼らを見た後にコリアタウンの人達を思い出すと「貧乏暇なし」という諺が悲しいかな当たってて、これが社会格差なのかと。

自分が住んできた熊本、千葉、そしてウィニペグにははっきりとした住むエリア等でのはっきりとした格差はなかったので気づきませんでしたが、ロサンゼルスという極端な例を見て初めて格差というやつを実感しました。 

 カナダとアメリカ*の違い

 この場合のアメリカはロサンゼルスですね。

物価

まず、当然ロサンゼルスはアメリカの中で一二を争う程で極端だと分かってはいますが物価が高い。ロサンゼルスのレストランは正直ビビります。税とチップ入れたら本当に高い。

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これ自分の中で驚いたのですが、アメリカもカナダもスタバの料金でフラペチーノはどちらも5ドルぐらいなんですね。実はUSドルとCAドルってレートが1USD=1.33CAD ぐらいなんですよ。なので自分はてっきりアメリカのフラペチーノは4ドルぐらいかなと思ったら同じ5ドルということで、これ日本円で考えると。

USA= 560円, CAD = 430円

となってやっぱアメリカ高いなと思っちゃうんですよね。レストランはチップは18%が最低限な感じで、チェーン店もドルの絶対数は一緒となると金かかるなぁ。

それを考えるとアメリカ留学というのは以前に自分が思っていたより金がかかるなと思いました。だから学校選びって大切ですね。田舎ならこれほどにはならないでしょうし。

人柄

優しさのタイプが違う気がしましたね。ロサンゼルスで感じたのは「開放的な自由」的なもので (Open-minded)、色んな意味でみんなオープンで色々やってましたね。見てて「ほぇ〜そんな生き方もあるのねぇ〜」と感心すること多し。例えば、今回利用したUber の運転手はアメリカでPT志望の学生でつい最近学部を卒業したばかりですが、希望する大学院に向けて、Uberで一日中金稼ぎしてるとのこと。でも、「カルフォルニアって授業料高くない?他州のプログラム行ったら?」と言ったら、そうすればよりどこかに入学できる確率が高く、確実に安くPTプログラムに入れるけど俺はカルフォルニアから絶対に出たくない!サーフィン命!ということでして。まあ外国人の自分にはわからない優先順位があるもんだと思いました。

 対するカナダは冬に染みる人の暖かさといった感じです。感覚的ですが、「困った時に助けてくれる」という要素が強いですね。ロサンゼルスでは「好きにやらせてくれる優しさ」です。ロサンゼルスは基本我関せずみたいな。高級住宅街の人は多分余裕のある御仁だから話しかけてきたのかと。

Uberの使い方

 これは前回シアトルに行った時は気づかなかったのですが、Uberの料金は需要で料金が大きく変わるんです。つまり何か一気に需要が高まるような場所で呼ぶと料金が自動的に上がるんです。それは何も今回の自分のようにMLBの試合等のスポーツ観戦に限らず、とあるバーの客達による集中的な依頼があれば料金は高くなります。どれほどかと言うと、そのときの需要に依りますが、自分の場合はエンジェルススタジアムで呼んだ時、通常料金✕1.4 = 総合料金 という感じでした。この倍数は需要によって変動するので、Uberのラッシュのピーク時は1.5もあり得ると思います。これは全部直接ドライバーに聞きました。「いや、この料金高すぎないか」と不満を言った際に説明してくれました。

そこで自分が彼に質問したのは、「じゃあその会場から公共交通機関使って少し離れた場所から呼んだら通常料金のままなのか」ということで、彼の反応は「YES」でした。なので、もし今後アメリカ行く予定のある方これを参考に。

ただ、子供連れとかなら関係ないですね。節約より安全が一番。

その需要が高い時は事前の提示額に雷マークがついてるからそれで判断してください!

一人旅でのAirbnb

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 一つ言えるならば、Airbnbを予約する上では二人で旅行するのがベストだと思います。一人で予約すると結局トータルで二人で割ったときよりだいぶ高いし、なにより良いところほど二人向けの部屋が多いです

今回自分は3つの宿を借りました。

1つ目(一泊)

コリアタウンの一人暮らしの人のリビングのソファーで寝ました。このホストはとてもナイスガイでしたが、まず部屋の隅が汚い。シャワー&トイレが汚い。シャンプー準備してない。シャワー中にベイビーゴキブリ登場。寝ている時なんかもぞもぞしてると思ったら、体の上にベイビーゴキブリがいた。極めつけが、朝5時からホストの部屋からスマホの大音量アラームがずーーーっと鳴り続ける。寝れない。うるさい。なぜかホストはこの状況で爆睡してる。

結果:イライラしたので朝早く起きて映画を見る。

もちろんレビューではちゃんと不満は言いました。彼は一応ゲストとしてはスーパーゲストの称号得ているんですけどね。ホストの能力とは別ですね。

2つ目(二泊)

ここは Costa Messa というところにあるシェアハウスですね。種類は一部屋をいくつもの二段ベッドで共有するタイプ(安い!)と一部屋を3人程度でカーテンで分けるタイプ(ちょい高) があり自分は後者でした。でもやっぱりカーテンは微妙...。他人の息遣いをカーテン越しに感じるのは不快ですね。

あとはここはほとんどの利用者が長期滞在で、来た場所もここにいる目的もバラバラでした。そういうところは面白いですね。未来のCEOになりそうな若者や定年後の旅の途中といった人がいたり、素直に面白い。なんか利用者同士でビジネスパートナー始めようとするし。ただ、寮生活でも経験しましたが、水回りと冷蔵庫が汚え。これはもう萎え。

なので、皆さん。気をつけてください。気にしない人もいますが、Airbnb は安すぎてもいけません多数でシェアするところは要注意です。ちゃんとホストに聞きましょう。ホストがそこに住んでいるのかも非常に大事だと自分は思います。

3つ目 (三泊)

ここは前にいったハリウッドすぐ近くの高級住宅街にある金持ちの人がホストです。で、そのお宅の裏庭は広くそこにある小さいテントに泊まってました。でも、ここが一番快適でした。まず、設備全部に清潔感がある。彼は敷地内で色々な部屋を貸し出してますが、そんなに人もいないので静かです。

テントもふかふかしたマットレスが敷いてあり、電気、wifiも完備で何も不自由ありません。

いやあ、もう本当に良かったです。今度LA来る時もここのテントじゃない部屋を利用したいと思います(笑)。

 

 もしAirbnb を利用するならば、

  • レビューの確認。スーパーホストを利用すべき
  • ホストが住んでいるのかどうか。住んでない所は実情カオスの可能性あり
  • 大規模シェアハウスかどうか
  • 写真をよく見よう
  • 絶対に大体の住所をググって、用事のあるエリアへの所要時間を調べること

をオススメします。

最後の所を強調したのは、実はつい最近自分の友達がこれを見逃してダウンタウンから車で90分かかる僻地の所を予約して、キャンセルができなくて困っているからです。

まあこれ、僕も泊まるんですけどね。orz 

彼の言い分は「湖の近くで、景色と内装が良かった」らしいですが、正直わけわかりません。インスタ映えも大概にせえよ。まあ愚痴はこれくらいで。

ちょっとした勇気(笑)が嬉しい結果を呼ぶ

要はこれ「頑張って公共交通機関使ったら安く済むよ。」ってことです。自分の場合球場の帰りをUberでなくバスにすれば良かったなと今は思います。夜の10時を過ぎてバスを乗るのは当然安全性ではリスクがありますが、それを乗り越えたらめっちゃ安く済むんですよね。

もちろん皆さん全員におすすめはしませんが、自分はそうすべきだったと思ってます。あっ、女性はだめですよ。ある程度英語話せる男性ならという意味ですね。

正直自分も中々怖いなと思ってUberにしたので、そこでちょっとした勇気が持てたらなと思ってます。そこが飛躍して「人生でリスクを取れるかどうかと関係あるんじゃ、、、」とか思っちゃいました。

まあ一応言っておきますがお金あればUberですよ。間違いなく。

自分の英語力&非日常の恩恵

日頃ずっと自分の英語力の至らなさ&成長しなさを感じ続けているので (つい最近もエッセイのグレードがCという自己最低を記録)、自分は英語話せると言っていいのだろうかと思っていたところにこういう機会があり、無事大きな問題なく帰ってこれたのでちょっと自信を持っていいかなと思いました。

客観的に自分の英語力における立ち位置を測る機会になったのは大きいです。もうちょいリスニングと文章の組み立てを磨くべきかなと。

非日常。やっぱり必要なんだなと思いました。既にルーティーン化した日常を壊すような体験は必要ですね。9月から忙しい日々が戻って来るわけですから。

一人旅

疲れます。これがまず第一です。全部自分で決めて、自分で手配して、何かあったら自分で対応する。全部に対する責任が自分にあり、自分のやったことが全部自分に跳ね返ってくる。当たり前ですが、精神的にも疲れます。

なにせウィニペグに戻った夜は1時に寝て11時に起きました。起きてびっくりでした。

でも、精神的にたくましくなった気はします。いい意味でなんとかしてやんよと主体性がついたような。コミュ障ひきずって一人旅は厳しいですし。

またやりたいと思います。一人旅。それだけ魅力あります。

感想

色々なものを予約した時は「こんなにお金かかるなんて、、、やめとけばよかった」いう後悔も大きかったのですが、今ならはっきりと大正解だといえます

若いからこういう体力使っての貧乏旅行ができますし、今しかないタイミングだったと思います。

またちょっと思ったのは、自分も景色を楽しめる大人になったなと。この発見は自分も今まで知らなかったことで今後観光の幅が広がるかもと思いました。

でもやっぱり一番思ったのは「金持ちになりてぇ〜」ですかね(笑)行ったのがハリウッド、ロサンゼルスですから(笑)。

 

ではでは。