どうも前田です。
以前トロントにある2つのATプログラムを紹介しました。それに付随して州独自の永住権プログラムを紹介します。
それがタイトルにあるOntario Immigrant Nominee Program というものになります。この中で皆さんに一番関係あるのはATプログラム卒業後ということで、"International Student Stream" について説明してみたいと思います。
OINP: Employer Job Offer Stream - International Student
応募資格
とりあえず英語で
- Full-Time job offer of an Indeterminent duration in a skilled occupation (NOC 0, A or B)」
- Meets the Low Wage Level in Ontario = その職種、エリアに基づく最低賃金を満たす
これが大前提みたいですね。
Indeterminent Duration
ただ、これ訳そうにも「Indeterminent」があいまいなので、より詳しい定義としてはこうらしいです。
- 雇用オファーにEnd Dateの記述がない (Seasonal & Part-timeでもない) = いわゆる正社員。どんなにPart-time で労働時間を稼いでも意味なし。
- 週最低30時間の労働＆年間トータル最低1560時間の労働
- 契約社員(表現が不明)ではない*
*これはATにとってすごく重要で契約社員(Independent Contractor) と正社員は法的ステータスが違います。実際にお会いした日本人CATの方にこれを念押しされました。どの州の永住権申請でも「正社員で雇われる」ことが大事です。例えば9月に毎年1年契約を更新していくというスタイルではダメだということです。そこがEnd Date と関係していますね。
あとSkilled Occupation については以前述べたようにアスレティックセラピストは NOC-A ですのでご安心を。高技能です。
プログラムについて
あとの応募資格は修了、卒業したプログラムについてです。
ただ、もし皆さんがトロントにある2校に通う場合普通にこの要求はパスしているはずです。
- 最低2年以上の学位 (Degree & Diploma)付きプログラム、もしくは
- 最低1年間のDegree, Diploma or Certificate付きプログラム with Degree program へのPre-requisite の履修完了
- フルタイムで勉強した期間の最低半分はカナダであること
- 学位取得後2年以内に申請すること
- オンタリオ州に残る意思を見せること
- 法的ステータスに問題がないこと
って感じです。普通に最初からトロントの2校のATプログラムで勉強していれば問題なさそうでしょ？
その他
もっと読んでいくと雇用主にも満たさなくてはいけない細かい条件がありますし、フルタイムのジョブオファーはどうやら州政府による審査があるようです。つまりフルタイムのオファーを貰うのも大変なのにその上雇用主を精査しなくてはいけないということですね。
ちなみにDegree, Diploma & Certificate の違いは多分プログラムの期間によって違います。Degree が日本と同じ大卒で、Diploma は3年制のプログラムで、Certificate がそれ未満かな？よくわかりません(笑)。トロントにあるATプログラムは4年制なのでDegree になると思います。唯一カルガリーにあるマウントロイヤルはCertificate になりますね。
このオンタリオ州のプログラム注目すべきは「ジョブオファーの段階で応募できる」という点だと思います。その代わり、そのオファーの基準が結構厳しいみたいですね。でもオンタリオ州で働けるなら働きたいですね。カナダのNYと言われるだけあって大都市で需要もありそうですし。
まぁ、「お金があれば」ですけどね。ははは～
皆さんも、もしトロントに進学するならまたビザエージェントあたりのサイトで確認してくださいね。日々移民関係のルールは代わります。常にカナダの議論の対象なので。
以上です。
ではでは。
