カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

University of Manitoba AT Program

どうも前田です。

今回はマニトバ大ATプログラムの紹介です。というか、入学プロセスですかね。

マニトバ大に関しては一応言っておきたいことがあります。

まず、マニトバ大は歴史のある大学と言いましたが、ATプログラムもそうでして、ウィニペグ大学ATプログラムの若い人を除いたATの教員はマニトバ大ATプログラム卒業生です。なので普通につながりは深いです。

まず、プログラムディレクターのDr. Glen は元々マニトバ大ATプログラムの教員でして、ウィニペグ大学キネシオロジー学部新設の際にヘッドハンティングされてウィニペグ大学のATプログラムを作り上げました。

そんなマニトバ大、気になる過去があるんです。

ほんの数年前に一時認定校取り消しを食らっていました。はっきりとその時のCATAのウェブサイトに「入学希望者は要相談」と記述されていました。

そのことについて、とある元マニトバ大のコーチングの教員だった人が言うには「マニトバ大のATプログラムはリーダーシップが欠けている」そうで、ウィニペグ大学は創設者のGlenの下まとまっているそうですが、マニトバ大は違うようです。

この件に関しては結構注意すべき問題だと思います。これ(認定校取り消し)こそ自分ではコントロール&予測できない要素です。すぐに説明しますが、マニトバ大ATプログラムへ入るには結構な準備がかかります。それを経て入学してからプログラム停止を食らうとなると、絶望ですね。ウィニペグ大学に転校したくてもウィニペグ大学も毎年の受け入れる人数にはっきりとではありませんが上限がありますし。

そういう意味でちょっと自分はこの大学に不信感があります。あとはYork University も似たようなこと起こってました。だから以前言った設備以外のところでウィニペグ大学に決めたと述べました。やっぱりプログラムは「人材」を見ないと。

以上が事実に基づく超主観的な情報でした。

では、基本情報いきましょう。この大学は非常にわかりやすくまとめてありました。

University of Manitoba - Kinesiology and Recreation Management - Undergrad Programs - Bachelor of Kinesiology - Athletic Therapy -

期間

期間ですが、ウィニペグ大学と同じ4年間です。ただ、気をつけておきたいのはマニトバ大はおそらく固定タイプのATプログラムだということです。取るコースが学年ごとに確定していてクラスメイトも固定だと思います。以前うちのキネシオロジーのアシスタントの人が自分に言ってました。加えて入学プロセスもはっきりと各書類の提出期限を設けており、それを過ぎるとその年はダメみたいな感じでしたので。自分のように英語力で1月に遅れて入学とか自由に履修を組んだりとかは無いようです。

学費

学費についてはマニトバ大のHPで綺麗にまとめてありました。

University of Manitoba - Kinesiology and Recreation Management - Bachelor of Kinesiology - Athletic Therapy - U of M Kinesiology-Athletic Therapy 4-Year Program Cost

留学生は4年間で CAD$ 68,800 = 5,848,000円、つまり約585万円ですね。これを1年にすると、約146万円ですね。ウィニペグ大学よりちょっとお高めですね。余談ですが、自分が気になったのはマニトバ大ってカナダ人の学費高いですね。ウィニペグ大学の倍近くあるような気がします。これでは自分で夏の間で全部は稼げないな〜。しかもこの上に色々とまたかかるようです。

英語力

英語力は、TOEFL 86 (All section 最低 20) & IELTS 6.5 (overall) となっています。TOEFL高いですね〜。ちょっと厳しいなあ。でも、IELTSは以前お話したとおり共通の6.5です。やっぱりIELTSの方が可能性が広まりますね〜、英語力に関しては。マニトバ大にも付属の語学学校 "ESL" がありまして、そこの卒業で英語力の入学基準を満たすことができます。しかもそのESLそこを卒業した自分の友人によると、ウィニペグ大のELPよりも卒業が簡単だったそうです。ちなみに彼はウィニペグ大学のELPは卒業できませんでした。それが良いことなのかはわかりませんが、一応伝えておきます。ただ、残念なおしらせ。日本の大学からの交換留学生たくさんいます。

出願プロセス

長くなります。ただ、このプロセスは大学のウェブサイトでPDFファイルにまとめられていてわかりやすいです。

 出願条件の確認

最低 24 credit hours (単位) 修了済。成績は最低C以上。この単位がマニトバ大での履修からの場合、冬ターム(4月終わり)を含んで June 1st までに成績提出となっています。

その24単位の内訳

指定されています。1 class = 3 credit hoursですので8つのクラスの履修となります。その内訳は、「Anatomy of the Human Anatomy + Physiology of the Human Body + Foundation of Physical Education and Kinesiology指定3つその他5つの自由選択クラス」となります。これ自分のような日本の大卒はどうなるんでしょうね?24単位全て免除かな?

出願料

留学生の出願料は CAD$ 120 = 約1万円。あと色々な期日について。おそらく留学生は全ての書類(高校・大学の卒業証明書と成績証明書&英語のシラバス)を February 15 までに提出だと思います。具体的な日程は気にせず大体の時期を把握してください。つまりその前から入学管理局 (AO) と頻繁にコンタクトを取っておくべきです。結果は6月の中旬にお知らせだそうです。

必要書類

注意事項がありまして、まずマニトバ大で24単位取ったのであれば、その成績表を提出してください。次に英語の Course Outline (シラバス)です。具体的な必要記載事項が挙げられています。まず、大学が作成、発行したものであることコースの目的 (Objectives)、学習した単元の列挙 (Outline of the Units studied)、使用したテキストブック、生徒に課した課題一覧、実習に関する情報が含まれていることが条件だそうです。日本の大学にとってかなりハードルが高いですね〜。お願いしてもそこまでのクオリティーでやってくれるかは不安ですね。

選考方法

第一基準は「24 credit hours のGPA」となっています。第二基準は特別枠で「個人的事情のある人」です。例えば、社会的マイノリティーに属していたり、先住民族であったりなどです。この中で皆さんに関連がありそうなのがあります。"Mature Student" という枠で、Kinesiology に関わる領域での経験がある人、例えばパーソナルトレーナーとしてフルタイムで3年働いた経験がある人などが当てはまります。ただ、その特別枠全体は入学者全体の10%未満になるそうです。

あとは選考結果のお知らせについてと、落選後の再アピールの方法なども紹介されています。あとは学部の主な連絡先もありますね。

以上がマニトバ大ATプログラムの基本情報となります。ここも入るまでが競争ですね。マウントロイヤルほどではありませんが。

この大学のいいところとしては施設の充実の他に実習先の選択肢が多いところがあるかもしれないですね。大学のスポーツチームの数が多いですからね。

初めに言ったように自分はこの大学には懐疑的です。ここの卒業見込みの人とラグビーの現場で複数回一緒になりまして、テーピングやコンディショニング、怪我の処置を見ていたのですが、結構な???が出てくるような感じでした。テーピングは論外でした。

その彼は資格試験受かったのかはわかりませんが、あれはどうなんだろう?

ではでは。