カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

ウィニペグ大学ATプログラム 基本情報①

どうも前田です。

では早速自分の在籍するウィニペグ大学キネシオロジー学部アスレティックセラピープログラムの基本情報をお伝えします。

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4年制の学位つきのプログラムである

ウィニペグ大学のATプログラムでは4年制なのでキネシオロジーの学位がもらえます。カナダで学歴を得たということは、同じ英語圏でも働けるチャンスは十分にあると思います。プログラムによってはプログラム卒業で終わり、カナダでの学位を得られないところもあります。また、カナダでの学位は永住権申請にも大きなメリットとなります。

9~12月 秋学期/ 1~4月 冬学期の2期制

ウィニペグ大学は秋と冬学期の2学期制です。そこに選択性の春学期がついてきます。春学期は通常の学期より短い分授業のスピードが早いです。まさに濃縮されてます。ただ、注意すべきは春に受講できる授業は限られていますし毎年違います。前年はあったのに、今年ないといったことが実際に自分に起こってます。なので、春学期の使い方は考えた方がいいです。もちろん、春は休むぞー!と5月から8月末まで大学から離れるのもありです。現地の学生は結構そうしてますね。春と夏は学費の稼ぎ時!らしいです。留学生はあんまり休まず、授業取ってるような、、、。ただ、休む分当然卒業は遅れます。

ここが以前話しした「理論上は4年間」ということです。次の項目でそこをお話します。

〇〇年度ATプログラム生というようなシステムではない

ここが自分がありがたいと思った点ですが、ウィニペグ大学のATプログラムは履修がかなり柔軟です。一般的なATプログラムのように、〇〇年度ATプログラム生で常に一緒に授業を受けて一緒に卒業ではなく、自分で自由に履修を組んで必要な授業を取り続けて、全部取れたら卒業+AT資格試験といった感じです。

これは自分の母校順大の時と同じでした。ただ、注意すべきはこの履修がまるでパズルのようで、「Bを受けるためにはAの修了が条件」というのが山のようにあり、また授業が開講される授業も学期ごとに違うので、一度間違うと次の一年まで待つ可能性があります。今自分はその履修組みの最中ですが、めちゃくちゃ神経使います。そして、これが恐ろしいのですが、履修登録が「早いもの順」です。自分も最初は面食らいました。なので、登録解禁日には自分はパソコンの前で座って待ってる予定です。

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「理論上は4年間」について

カナダでは1クラス=3単位が基本で、時々6単位があります。4年間で卒業するためには一年あたり30単位必要です。30単位を2学期でやるには「一学期あたり15単位=5クラスの受講が必要です。ですが、5クラスは無理とは言いませんが厳しいです。ネイティブの生徒もしません。大学全生徒の10%程しかしないそうです。

ATプログラムは特定の科目で最低成績基準を設けています。70%です。一見余裕そうですが、英語が第一言語でない自分は5クラスはしません。万が一パスできても、全体的なGPA低下は避けられません。自分は将来的な大学院進学を考えてはいるので、そのリスクはとれないです。まず、そんなに頭よくないし、要領も悪いので。

となると、「1学期あたり4クラス」が妥当になります。すると二学期制では24単位となり、このままでは5年かかります。現地の生徒はこれが一般的で、彼らは5年かけてATプログラム&大学を卒業します。自分は早く卒業したいので、春のタームも2年連続3クラス=9単位履修しています。なので、今現在も普通にしんどい日々です。

正直このことは完全に予想外でした。でも、誰もやったことないからしょうがないかと思います。だからこのブログ始めようと思いました。仲間を増やすにはリアルな情報を流さないと!

 単位変換(Transfer Credit) も可だが、期待厳禁。

自分は日本の大学でアスレティックトレーニング専攻でスポーツ科学で学士を取ったので、一応日本での単位をウィニペグ大学に持ち込んで大幅な留学期間短縮を狙っていました 。結果は全然できませんでした。変換できた単位のほとんどはSelective (選択科目)で僕が潰しておきたかった選択必修科目や一般教養科目が丸々残ってしまい、完全な誤算でした。理由は推測ですが、提出したシラバスです。

シラバス

このシラバス、おそらくウィニペグ大学が求めるクオリティーに達していなかったのだと思われます。自分もそう思います。授業についての記述が概要のみで、細かく「どういったことを何回目の授業で行った」のかが記述されてませんでした。しかし、このシラバス元々順大には英語のシラバスが無かったのを、自分が学部長にお願いして即席で作って頂いたものなのでしょうがないかと思います。自分のゼミの教授や親しい先生からは「お前がやれやー」と教授方に配布された参考資料片手に自分で作りました(笑)。なので、クオリティーの低さは既に知っていましたが、やっぱり単位変換の結果知った時はショックでした。なので、日本の大学に在籍されてる方は「英語の詳細なシラバスの有無」確認してください。事前に大学が求める情報を把握しておくことが非常に重要だと未だに痛感します。

もし現時点で無いのなら、「教授より偉い人に」お願いの手紙、メールをしてみてください。教授に相談すると本人達からすれば面倒事が増えるので拒否される可能性があります。高い授業料払ってるんだから、普通です。

英語力の入学要件レベルがおそらくカナダ全部のATプログラム中で一番低い

ウィニペグ大学は入学に求められる英語力が一番低いと思います。ウィニペグ大学では、英語力を測る試験として、TOEFLとIELTSを採用しています。ウィニペグ大学のTOEFLは全4項目で19点以上での合計80点です。IELTSは6.5です。僕はTOEFLの経験がありますが、もし次回何かの英語のテストを受けるとしたらIELTSにしようかなと思います。んで、他のATプログラムはこれより高いです。なので、これも一つの強みかなと。ただ、その大学、カレッジの語学学校に入ればそのスコアは関係ないような気がします。お金がネックですけどね。

ここまでで長くなったので、ここで区切ります。

ではでは。