カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

カナダを選んだ理由

どうも前田です。

さあ、本題へ。

まず、前提として僕は順大に在学中から恩師含め多くのアメリカ帰りのATCにお会いしてまして、元アメリカ留学希望者としてアメリカの状況はある程度把握していました。そこが僕の進路先決定の前提となります。

 

日本人ATCアメリカにおける就労状況が良くない

これは簡単に言うと、卒業後してOPT終了後の就労ビザが中々おりないということでして。これはフルタイムのオファー次第ですが。また、就労ビザがおりても更新が待っており、これがまた狭き門であり、そして最終的にはグリーンカードがないと帰国せざるえないということです。現在のトランプ大統領はより厳しい政策を外国人労働者に実施する方針なのでこの現状が好転することはほぼ不可能です。ほとんどの場合、日本人ATCが帰国する理由はビザではないかと個人的には思います。

そして、また帰国した後の仕事探しも簡単ではありません。ATは日本では国家資格ではないので、ATとして働くということが難しくなると思います。その上、日本は他の医療職がATの職務を兼ねていたりして、極論で言えば人々が思う「トレーナー」は計り知れないほど存在するわけです。まず、スポーツトレーナーというよく言われる言葉がもはやメディカル系なのかコンディショニング系なのかすらわかりません。その中で差別化を行い自分だけの価値を見出すのは大変だと自分は思いました。もちろん帰国後に活路を見出して成功された方も多数いらっしゃいます。

カナダの永住権事情

カナダは未だに移民を受け入れている国です。ただ、多くの大都市は移民の殺到でもう厳しくなりました。(バンクーバー見たら顕著ですよ) 

しかし、不人気な都市はまだ永住のドアを開けています。その一つがウィニペグのあるマニトバ州です。ものすごく不人気です(笑) いずれ理由について触れたいと思います。

まあ、気候と治安です。

Manitoba Provincial Nominee Program

人がなかなか集まらないため、マニトバ州の場合、州独自の永住権申請プログラムがありそれはマニトバと縁の深い人物にポイントをより与えるようになっています。その一つがマニトバ州内の大学を卒業することであり、親戚がマニトバ州内にいることだったりするわけです。

自分の場合、このまま大学を卒業し、CATとしてフルタイムで1年働いたら自分はこの州の永住権申請プログラムに応募可能になり、高い確率でもらえるのです。

メインはこの2つ

この2つの理由から分かる通り自分がアメリカでなくカナダを選んだのは、「永住権取得の可能性」を考えた結果です。自分には人生で達成したい目標があり、その達成には長期に渡って’ATとして’現地で実力をつけていくことが不可欠です。

しかし、ビザという問題の前では自分のATとしての実力などほとんど関係ない、つまり「ビザ取得は自分ではコントロールできないモノ」なのでこの懸念材料は出来る限り排除すべきという結論に自分は至りました。

その結果また四年という時間がかかりますが、将来的に不本意な帰国をするよりは良しとしました。よくATCの方の記事を見てて「みんな自分の意志で望んで日本へ完全帰国しているように思えるが、本当はどうなんだろうか?」と疑問を抱きまくりでした。

本当はアメリカの大学院に進み、ATC取得後はアメリカで長いこと働くのが一番の希望でした。アメリカのAT教育は本当に素晴らしいと思ってます。ですが、時代が変わり就労が困難となった今自分の理想に近づけるのはカナダだと判断しました。もちろん、これは自分個人の知る限りでして、他の方法が有ったかもしれませんが、、、。

他の理由もちらりと紹介

プログラムディレクターの人柄&実績

アメリカより安い学費(ウィニペグはなおさら)

ど田舎。なんもないから勉強するしかない

前例がないから(ウィニペグ大学卒の日本人CATはいない)

    =恩師を見習って。

ではでは。